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2024.1.26-29 文と芸展

千駄木 white gallery

 以下、雑感。
 これまでで一番気持ちの良い展示を開くことができたと感じている。作品それぞれが「言葉」というテーマで繋がっていたためか、完成度の高い展覧会をできたと思っている。また、ギャラリーの雰囲気や、路地中という立地も拙展にとても合っていたとも。

 暇な時間もあることにはあったが、今までだったら苦に思っていたその無聊がほとんど気にならなかったように思う。それはやはり、自分の思うようにやれた、という確信があったからだと思う。あとは野となれ山となれ、だ。
 今回、youtubeに広告も出してみて、累計約3万人の方にスキップすることなく最後まで再生していただいたが、そのデータを見ても結果はまずないだろうと踏んでいた。のは、ご家庭でyoutubeを見ようとして、画面いっぱいに当方の小説が流れ出すなんて、それだけでもう作品として成立していたから、累計3万人の方がそんな作品を味わってくれたというだけで満足していた。と思ったら、埼玉や千葉といった、個人的には遠方と思える地域から足を運んで下さった方々がいらして、もの凄く嬉しかった(なおyoutube経由ではないけど、一番の遠方は名古屋からの方でした。もちろん東京観光がメインのようでしたが)。

 本当に気持ちの良い展示を行えた。知り合いもたくさん来てくれて、久しぶりに懐かしいその表情を目にし、たくさん話すこともできて、とっても嬉しかった。それだけで展示を開いて良かったと思えるほどに。
 だからだろうか。逆に搬出作業で、作品一枚一枚を外していく行程は、なかなかつらいものがあった。もうこの時間が終わってしまうんだ、と。自分が大好きな旅の終わりとは比にならないほどの、空虚感というか喪失感というか。でも、まぁ、うん。やっぱり楽しかったことに違いはない。

 一年に一度。こういった機会が持てたらと思う。展示期間中に、ぼんやりとではあるけれど、次にやりたいことも浮かんできたように思う。結果が出ようが出なかろうが、思ったようにやるだけである。

 拙展に足を運んで下さった方も、画面の向こうで楽しんで下さった方も。どうもありがとうございました。とっても楽しかったです。それではまたどこかで。

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