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真面目系クズの伏線回収①

ここからは専門学生時代です。ここから今までの『頑張ったフリだけで何もしてない真面目系クズ』とはまた違った『外面だけ良いタイプの真面目系クズ』なお話しです。


簡単に言ったら貞操観念が狂ってるお話しが続きます。苦手な方はスルーしてくださいね。



それでは...

私は園児の時から、女優という夢がありました。

私は、失敗するのが怖い、自分に自信がないという理由で一歩も踏み出せなかった部類です。

でもここが分岐点、最後のチャンスと思い、高校卒業後東京へ行くことに決めました。

そのため某大学の芸術学部を受験しましたが、落ちました。

正直そうだよなって感じです。受かるために勉強したかと言われれば、塾とかは行っていたものの死ぬ気でやってなかったです。運任せだったんでしょうね。あらゆる分野でそこまで努力せずそこそこ出来る人間だったため変な自信があり努力が出来なかったのです。

変な自信があって、そこそこ何でもこなせる人って、こなせる代わりにずば抜けて出来るものがなく、努力が出来ない傾向がありますよね。あくまで私の持論ですが。


脱線しましたが、どうしても東京に行きたかったため東京の語学系の専門学校へ入ることを決めました。

理由は英語が好きなのと、将来役に立つと思ったこと、大学編入制度があったところです。他にやりたいことがなかったため、学校に通いながらオーディションを受けてみようかなと考えていました。


そしてこの辺りから目的を見失い、遊ぶことがメインの『真面目系クズ』が始まりました。


頑張れない、持続できない、すぐ逃げてだらける、真面目系クズです。目的を忘れがちなんですよね。真面目系クズ。口だけ人間です。

でも人当たりは良いんですよ。

だから自分からガンガン話しかけてすぐに人気者です。友達もたくさんできました。

クラス編成は、成績順で決まっており一番上のクラスだったため、『本当に』真面目な人が多かったです。その中で私は真面目の皮を被ったクズでした。

因みに、以前を読んでくださっていれば少し疑問になるかもしれませんが...

自分に自信がないって言ってたのに周りへのアプローチが出来ている、と思うかもしれません。

この頃、私の人生史上一番丁度良く痩せてたんじゃないかなと思います。あくまでもぽっちゃりには変わりないと思いますが...だから自分に少し自信を持てたのです。

高校生3年生の時、おひたしだけ食べて、朝昼夜と運動してという何とも健康に悪いダイエットをしていたのです。その時には12㌔くらい落ちました。この後の人生も痩せて太ってを繰り返します...


話は戻りますが、自信が持てた私は男女問わず誰とでも分け隔てなく友達になれました。仲良い友達も可愛い子が多く、憧れのスレンダーな可愛い子や、女子アナ志望の子、読モをやっている子...東京はすごいですね本当に。


この時代は、恋愛・夢・勉強の三本柱でお話しします。が、恋愛が8割、夢・勉強が1割ずつです。


まずは恋愛について。

恋愛遍歴のようなものになります。

少し時は戻りますが、私はダイエットに成功した高校生の時、初めての彼氏が出来ました。

当時流行っていたSNSで出会った大学生でした。可愛らしい男の子でした。色白の将来は薬剤師で安定(今考えれば惜しいことしたかも)、当時流行っていたボカロのコスプレしたいと言ってた印象です。私にもゴスロリの服が似合うのではと言ってくる感じのオタク系の男の子でした。

彼氏いた方がステータスになると思ってた私は、特に好きではないのに付き合います。

でもやはり可愛い系が好きではなく、生理的に無理になってしまい、付き合ってるのにバレンタインデーのお返しを拒み自然消滅となりました。

その後、高校の友達とふらふらしていた時、2人の20代男性に声をかけられ、アイドルの後ろの方にいそうと言われたり(普通に失礼だけど当時はそれでも嬉しかった)と少しずつ見た目へのコンプレックスがなくなっていきました。


話は少しそれますが、当時出会った変態の話をしますね。

自転車で学校の帰り道、「工事してるから見張ってて欲しい」と男性に話しかけられ、5000円のバイト代も出ると言うので、何も疑いもせず、了承しました。

連れられていった場所は人がいなさそうなビルの3階の階段でした。

3階に上がって、「ここで見てて」と男性は言い自分は私を下から見上げられる位置まで降りていったんです。

誰もいないのと様子がおかしいことにやっと気付きましたが、時すでに遅し、男性が下にいたので逃げられない状況でした。

そしてひとりでしてるんですよ...私が上にいたのもスカートの中を見るためだったんだと気付きます。逃げられもせず、段々男性からされる質問も卑猥になってきて、近付かれ、触られます。

流石に逃げようとしたところ、無理なことはして来ず、ひとりでフィニッシュしたみたいですね。

「警察には言わないで」と言われ、結局私は何かされたわけではなかったし、お金を貰った...ので誰にも言いませんでした。

私の中では「こんな私でもおかずになるんだ」と思った出来事でした。

すみません、脱線しましたが、何が言いたかったかというと、普通の人ならトラウマになってもおかしくないものを、私は「こんな私でも...」と認められた気になり、喜びになってしまったということです。

自分に自信がないってこういうことなんですよね。


さて、本題に戻ります。

東京に行くということもあり、知り合いを増やすため、その時やっていたお絵かきアプリで、時系列はバラバラですが約6人と出会います。

一番最初に出会った人、Sさんは、会ってすぐ電車でもベタベタして来て正直気持ち悪かったです。

THE理系のお兄さんって感じで、見た目普通の人なんですが...私の最寄り駅までの回数券を買ったり、告白を断ったらひなちゃんなら彼女じゃなくても身体の関係でも良いかな...と言われ気持ち悪過ぎて無理でした。

もうひとりのTさんは鉄道関係の方で、車が好きなアイドルオタクな方でした。見た目は好きじゃないですが、鉄道関係の方だと色々メリットがあり...でもドライブ中に対向車の車に怒鳴ってるのを見てトラウマになり無理になりました。

またRさん(サッカー)とKさん(国立大の秀才)は学生でほぼ同い年。見た目もまぁ普通の人で、本を貸したりと友達として仲良くなります。

...が、ここまで全員と身体の関係を持ちます。

もう誰でも良かったんですね。私を求めてくれれば。

自信がないってそういうことなんです。自分が求められている、認められていると感じられて、誰とでも関係を持ちます。逆に身体の関係を持たないことが不安に感じられたりするんです。一種の性依存症だと思います。


そしてもうひとりKさんがいます。この人は少し他より特別でした。やんちゃして来たタイプの人で逮捕歴あり(理由は聞いてません)、筋肉質の運送屋のいかつめの兄ちゃんって感じです。今までと違うタイプで、一緒にいて楽しかったので、Kさんの友達が住んでいるところに旅行に行くことになりました。

友達Mさんは名古屋に住んでおり、パチンコ屋の店員、痩せ型、色白の男性でした。

某ロケ番組のモ◯さまみたいに3人でぶらぶら歩いて、その時すごく優越感を感じていました。

あんなに容姿に自信がなかった私が、今男性2人と歩いてる、なんて。

そしてMさんはとても私がタイプだったらしく、Kさんにそのことを言っていたそうです。

ホテルは3人で同じ部屋に泊まり、Mさんが本当に可愛いって言ってくれるもんで、Kさんが寝ている横で...始まりそうになったのを覚えています。

後日Mさんと会う機会があったので、結局2人とも身体の関係を持ちます。

本当にクズな話ですが、実はこのタイミングで2ヶ月くらいになる彼氏がいました。

当時居酒屋でアルバイトをしていた私はアイドルの扱いを受けたりと、ちやほやされることにとにかく優越感を感じていました。近くに大手企業の工場があったので常連さん達と良く盛り上がっていたのです。目の前でレモンをしぼって欲しいといやらしい目で見られるのも好きでした。

そこで2人組の大学生TさんとWさんに出逢います。連絡先を教えて欲しいと言われ交換しました。

その時のWさんが名古屋旅行のタイミングの彼氏でした。

Wさんは身長が高く、少し濃いめの顔付き、将来安泰の建築士になる人でした。

Wさんと友達のKさんと、3人で河原に遊びに行き、Kさんと仲良くしているのをみてWさんが妬いてくれたり今までと違う、いわゆる「普通の恋愛」をしていました。

ただひとつ言えるのは、私はまだ「本気で好きになったことがない」ということ。

「好かれている自分」が分かるだけで満足でした。

だから心無いことが出来たのです。

恋愛は一切してなかったのです。


この頃はまだマッチングアプリが主流にはなっておらず、出会い系と呼ばれ、『出会い系でしか出会えないやつはモテない』とずっと思っていたので、色んな人と会ってもバイトで出会ったことにしていました。

とても浅はかですが、私はモテると思いたくて、自分を認めてあげたかったのです。そして、何人と身体の関係を持ったかをステータスとして考えていたのです。


次回は、同じ専門学生時代の

「真面目系クズの伏線回収②」です。

似たような話が続きます。

その次は社会人のお話しをします。

苦手な方は飛ばして下さいね。

それでは。


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