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447*余裕は創り出すもの


最近特に忙しくて、時間にも体力的にも心にも余裕がない状態が続いていた。口を開けば愚痴をこぼしそうな状態。「余裕がない」というのが口癖になりかけていた。

「余裕」って何だろう。どうしたら余裕が生まれるのだろう。

大河ドラマ『光る君へ』の昨日の放送を見ていて、蜻蛉日記の作者でもある藤原道綱母(ドラマでは寧子)のセリフで、書くことで自分を慰めたのだと話しているのが印象的だった。

どんなに相手に尽くしても自分が妾であるという虚しさや、夫が何日も来てくれない寂しさを埋めるために、寧子は日記という形で物語にその想いを託していた。その言葉が、後に紫式部と言われる主人公まひろが源氏物語を書くきっかけの一つになっていたのかもしれない。まひろもまた、書くことで自分を救おうとしていたのかもしれない。

書くことで心に余裕が生まれる。

現代でもそうだと思う。私もnoteを毎日投稿していた時、時間的には余裕が無くても、毎日書く習慣があることで自分の気持ちが整理できて結果的に心に余裕が生まれていた気がする。

今は停滞気味なので、時間的には余裕があるはずなのに、何となく心に余裕が減った気がする。時間をとって自分と向き合うことで、色々なことが効率的に進み、結果的に時間的にも余裕が生まれるのだと思う。

余裕は自分で創り出すもの。
誰かに与えてもらえるものではない。

余裕がないと言っていたら、さらに余裕がなくなっていく。
でも余裕があると自分や周囲に嘘をついて気張っても、結局色々苦しくなる。

まずは自分の現状を把握すること。
余裕があるのか無いのか。疲れているなら、どれくらいの段階か。
今の自分に何が一番必要なのか。睡眠なのか食事なのか。

下手に休み過ぎても逆に疲れてしまう。
要らないものを取り入れ過ぎてもパンクしてしまう。

あえて少し頑張るほうが楽になる事もある。
マラソンや登山は山場を越えると楽になるという。
限界を超えたら強くなる。

私たちは意外と単純な生き物なので、考えていることが現実になりやすい。マイナスに考えていれば本当にマイナスなことが起こりやすいし、プラスに考えていれば不思議とプラスなことが起こりやすい。

人生は一度切りなのだから、自分らしく楽しまないと勿体ない。
周囲の環境に対して少し図々しいくらいが丁度よいのかもしれない。

書いているうちに気力が湧いてきた気がする。

明日も自分らしく。

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