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<はじめての手帳スケッチ>その3.手帳スケッチはどんな場面で使えるの?(1)

はじめに

 その2.では<手帳スケッチとは>と題して、本シリーズで解説する<手帳スケッチの範囲を取り決めました。

 では、その手帳スケッチはどんな場面で使えるのか、私が実際にスケッチしているケースおよび推測したケースを併せて考えてみます。

ジャンル別<手帳スケッチ>

 下記に、考えられる代表的な手帳スケッチの使い方のリストを示します。

手帳スケッチの使い方のジャンル

 それでは、順次各ジャンル別に説明をしていきます。また対応する作例を示します。

人物スケッチ

 手帳スケッチの使い方の中で「人物スケッチ」ほど面白いものはないでしょう。よほどの大自然ではない限り、都会や田舎に行けば、必ずそこで生きて活動している人々の姿が目に入ります。

 わが国では、江戸時代から浮世絵などで、江戸、大阪の街に行きかう人々の姿を線で活き活きと写し取ってきました。広重の「江戸百景」や北斎の「富岳三十六景」はその代表的なものです。描かれた人々の姿を見ていると、見飽きることがありません。

 現在の日本の街でも、様々な職業の人が、様々の場所で、様々なファッションで、様々な姿勢で活動している人々を見つけることが出来ます。これらの人々をペンで自由にスケッチし始めると、その面白さにはまること請け合いです。

 とはいえ、大半の人々は動き回っているので、写し取るのはそう簡単ではありません。最初は、公園などベンチで座っている人や、レストランで食べている人のように比較的動かない人を描くことから始めるとよいでしょう。

電車スケッチ

 私の場合、遠くの場所に移動する時や遠方の教室に向かう時に利用する電車やバスなど乗り物の乗客をスケッチすることがあります。
 対面する人を描く場合は、距離が近いので少しコツが必要ですが、いろんな年代の人物をスケッチするのには非常にありがたい場所です。

 下に、実作例を示します。

人物スケッチ作品例(マイブック、B5スケッチブック、フライングタイガー・スケッチブック

 なお、現在「<手帳人物スケッチ>現代人間模様」と題して、ほぼ毎日記事を投稿しておりますので、そちらもご覧ください。(下記参照)


続きは、次の記事に続きます。


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