<手帳人物スケッチ>298 山手線 2014
電車内の人物スケッチは時間がないので、めったに服装の模様を描くことはありません。ところがこの絵の場合、かなりこまめにストライプの線を描いています。しかも、服の表面にひだがあるときは、ちゃんとストライプの線をずらしています。ずいぶんこの時は余裕があったのだなぁーと色鉛筆で塗りながら思いました。
さらに言えば、この中高年の女性の口回りのシワと首筋のしわも丁寧に描いています。お化粧や整形をしても、首筋の衰えだけは隠せないと聞いたことがあります。この女性に対してずいぶん残酷なことをしたなぁと思います。
私もすでに後期高齢者に入りました。スケッチしているとついつい目は皮膚の若さに向かってしまいます。赤ちゃんのみずみずしい肌を見てから、自分のカサカサの肌を見るとため息がでます。月日は戻らないと。
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