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大塚康夫がいっぱい

ヲタクというほど知ってるわけではないのですが、僕はアニメが好きです。いや、好きでしたが正しいかも。小さな頃自然と見ていたものを、大人になっても好きなままという感じです。

昭和49年生まれのボクが見ていたものというと、未来少年コナン、じゃりん子チエ、ルパンにコブラにガンダムにハイジにベムにデビルマンに母を訪ねて三千里にみなしごハッチに、メカドックにフローネにルーシーにダンバイン、ボトムズ、ダグラム、エルガイム、マクロス、モスピーダ、ハーロックにヤマトに。。そりゃ尽きませんよね。そのほかジャンプからのアニメ化もの

車や飛行機、戦車やロボというメカもので、人間の動きにも拘りがる描写が好きでした。必然のように宮崎駿、高畑勲、庵野秀明作品にハマっていくことに。そんな人多いですよね。

特に車や戦車などの、車輪ある系の動きは小さな頃からめちゃくちゃ好きで、あとで知るのですが好きな動きの多くに大塚康夫さんという作画担当さんの名前がありました。

大塚康夫さんは宮崎駿、高畑勲さんとともに作品を作ることが多く、みんなが知っているといえばルパン3世カリオストロの城。FIAT500を駆るルパン一味のあの動きは、後の表現にも大きな影響を与えたと思います。

また、とりわけジープ好きで知られた大塚さんは、田宮模型と当時では画期的な製品を生み出します。ワイルドウイリスです。ジープをディフォルメし、全体的に寸足らずで丸みのあるフォルムに、大きすぎるタイヤ、しかもドライバーがついた模型というかラジコンカーが発売され、その後のラジコンブームの火付け役となりました。当時のボクは高価で買えず、後に出てくる小さなラジコン、ジュニアを購入。当時の模型は実物に忠実だあることが求められる中、アニメのように解釈された実在車模型としては初めてだったかもしれません。その後、模型の中でしか存在しないモデルが数多く生み出されます。ちなみに、この車はコロコロコミックでは主役が使うマシンにもなり、ミニ四駆ブームの火付け役にもなっちゃいます。


もともと、小さくて小気味良いものが好きだったボクは大塚さんの表現する車にハマってしまいました。勝手な想像ですけどシティハンターに出てくるローバーミニの動きなども、大塚さんの影響がかなりあるんじゃないかと推測してます。

フィアット500、ミニ、ホンダシティターボ、フィアットパンダと、かわいいクセに攻撃的な車を好きになったのも、アニメで見た大塚さんの影響が大きいと思います。(500以外は実際に乗ってきたほど)

実在しないメカの動きを、実際はそんなこと起きるはずがないシーンを、原理と理論を駆使して「忠実に再現」(おかしいですね)しながら、心を揺さぶる表現を織り交ぜていく。そんなこだわりがある作品の多くに大塚さんの名前や、その影響が見え隠れしました。

今年の3月に生涯を終えられました。
ありがとうございます。これからも楽しませてもらいます。

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