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【ミステリ批評ベスト100】

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日本のミステリ批評のベスト100をカウントダウンで紹介していきます。あくまでも、パーソナルなのものであることをご理解ください。
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記事一覧

第89位『20世紀冒険小説読本』井家上隆幸

膨大な情報量を纏って読む者を震撼させる圧巻の〝世界冒険小説史〟 【内容】  戦争と革命、…

松井和翠
2週間前

第90位『英文学の地下水脈』小森健太朗

〝天才〟黒岩涙香の翻案を軸に、ミステリ史の空隙を埋める 【内容】  ルイス・キャロル、バ…

松井和翠
1か月前
2

第91位『綾辻行人と有栖川有栖のミステリ・ジョッキー①~③』綾辻行人・有栖川有栖

斯界を代表する2人が〝本格愛〟を込めて贈る、読むMystery Radio 【内容】  〝新本格〟の代…

松井和翠
1か月前
9

第92位『推理小説作法』土屋隆夫

本格推理小説の孤塁を守った第一人者による実践的〝兵法の書〟 【内容】  昭和本格推理小説…

松井和翠
1か月前
6

第93位『歌舞伎は花ざかり』小泉喜美子

歌舞伎を愛し、ミステリを愛した才媛の〝白鳥の歌〟 【内容】  愛してやまない歌舞伎を、ま…

松井和翠
1か月前
5

第94位『随筆 黒い手帖』松本清張

〝巨人〟の発想の原点にして、新たなる〝松本清張論〟への試金石 【内容】  〝社会派推理小…

松井和翠
1か月前
1

第95位『ガン・ロッカーのある書斎』稲見一良

硝煙の香り漂う書斎から贈る、ハードボイルド〝ガン〟エッセイ 【内容】  狩猟家でもある筆者が、ミステリや冒険小説、果ては映画の中に登場する銃器を俎上に乗せ、その正否や背景、意味、そして性能(口径、機構、威力、精度…)を語る。 【ここが凄い!】  ミステリではお馴染みの銃器。しかし、銃社会に生きていない我々にとっては、数ある凶器の中の一つでしかない。しかし、欧米のミステリ・冒険小説では話が違う。日本よりも生活の中に銃器が密着している為か、銃器に関する書き込みが日本のそれより

第96位『本格力』喜国雅彦・国樹由香

〝本棚探偵〟がお送りする本当に面白い古典ミステリぶっちゃけトーク 【内容】  長年に渡っ…

松井和翠
1か月前
2

第97位『夜間飛行』青木雨彦

〝昭和ヒトケタ世代〟が綴るエッセイの姿を借りたハードボイルド論 【内容】  ミステリの行…

松井和翠
1か月前
3

第98位『闇のカーニバル』中薗英助

〝文学的想像力の深層スペクトル〟の深化を目指すスパイ小説の論理的バイブル 【内容】  国…

松井和翠
1か月前
2

第99位『書斎の旅人』宮脇孝雄

書斎の片隅から英国ミステリの世界を旅する好個のエッセイ 【内容】  ヴィクトリア朝時代か…

松井和翠
1か月前
6

第100位『本格ミステリ・フラッシュバック』千街晶之/市川尚吾/大川正人/戸田和…

〝昭和ミステリ再評価〟に先鞭を着けたスーパー・ブックガイド 【内容】  松本清張が『点と…

松井和翠
1か月前
7

ミステリ批評ベスト100 ~はじめに~

 オールスターが好きだ。  例えば、プロ野球。ペナントレースはそれほど気にならないのに、…

松井和翠
1か月前
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