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「「オードリー・タン」の誕生」 石崎洋司

石崎洋司さんの「「オードリー・タン」の誕生」を読みました。

この本は、台湾の天才38歳でITのデジタル大臣になったオードリー・タンの半生を述べた本です。


私が、オードリー・タンを知ったのは、2019年3月、当時25歳の時です。なぜ彼を知ったのかというとコロナウイルスが世界的に大流行なり、学校ご休校、お笑いライブも中止。世界的に大流行して、経済がパニックになった時に、台湾で早くこの騒ぎを沈めたことをネットで知ったからです。

それから、自分は気になり、たまたま図書館でこの本を見つけたから、どんな生い立ちをしたのか気になったからです。

オードリー・タンは、幼少期、小学校1年生の時に不登校みたいになりました。それは天才だからです。親や先生に質問しても誰も答えれなかったからです。例えば小学校1年生の算数の授業で1+1=?ていう質問で皆が2て答えているところ、オードリーは10です。と答えました。なぜなら10進法で考えるのですか?と1年生で答えたからです。また、時には−1の概念も小学校1年生でときました。これには現場の教師は困って、図書館に行きなさいと言われました。

その後、3年生で転向をします。台湾で一番頭の良い学校です。そこでは学年で1位になりながら先生からの体罰やイジメにあい不登校になります。台湾では不登校になったら親が罰金させられるのでこれには親は悩んだそうです。この時にオードリーは哲学を学びます。みんな本当は一番になりたいけど、自分ごいるから1番になれないと。だから自分は皆からしたら邪魔だからいなくなってほしいから、イジメられることに気づきます。

そのあと、オードリー・タンは小学生でドイツへ留学して、高校ではアメリカへ行くところ、台湾の教育を変えたいと帰ります。その後、台湾の高校を中退して、起業をして、アメリカのアップルでITの役員になり、その後、他のIT企業で役員になりビットコインの報酬をもらいながら生きました。その後に、台湾でコロナウイルスが流行った時に3日でどこのスーパーにマスクが置いているかやマスクがいらない人は海外に譲るというシステムを作り、その後は、自分でカリキュラムを作れる学校を台湾に作るなどをしました。

つまり、オードリー・タンは天才な故に悩み、小学生の時にエリートになることをやめ、自分の意思でキャリアを歩みました。そのことが本当にすごいです。24歳では自分のトランスジェンダーであることを公表し、改名しました。

子どもの時に学校を作るとか、教育に異見を唱えるとか本当にすごいです。オードリーはこう言いました。頭の良いなら頭の悪い人のことも汲み取って発言しないと。IQ150?身長の方が高いですよ。180なので。ジョークもお好きみたいです。

こんなに若くして、天才で、それ故に
、理解は難しいですが、小学生で悩み決断して本当にすごいなーと思いました。

自分ら天才ではないけれど、本を通して、オードリー・タンさんのことを少しは理解できたのと、自分が経験していないことを本を通して経験させてもらい疑似体験できて本当に良い本でした。

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