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【知って損なし】象🐘でもわかる!タイにおける経済活動/国内観光の現状(2020年6月17日時点)

 本当に最近のコロナ関連状況は、毎日状況が変わるため、物事の判断が難しいです。いつもは、こちらの記事で訪日関連などを取り扱っているのですが、訪日関連最新情報を含めつつ、経済活動制限など一般的なものにも伝えたいと思い、記事にします!

 詳細に!というよりは、簡潔に全体像をわかっていただけるようにサクサクっと記載していきます♪

 この記事を通じて、皆さまのお仕事やコロナ渦の全体象の把握にお役に立てますと嬉しいです😊最後まで是非お付き合いください**

1、一般的な行動制限について

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 昨日撮影したバンコク・中心部の写真です。4月中などロックダウン真っ最中の頃は、この道に車が1、2台見えるだけの殺風景な状況でしたが、バンコク名物の渋滞も1週間ごとに目に見えて増えてきています。

<制限の概要>
・非常事態措置(6月30日まで予定)により、夜間外出禁止措置や商業施設の一部閉鎖措置等は、6月15日時点でほぼ撤廃されました!
・建物に入る際にはマスクの着用を求められ、入り口での検温については引き続き維持が求められます。
・学校については、インター校や小規模な学校(120人以下)については再開され、日本人学校を含む中規模レベル以上の学校は、7月1日から再開を予定。

2、経済活動に関わる再開状況

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 一般的な産業に対する制限も、行動制限が解除されるにつれて同様に制限が解除されている印象。

<規制や制限の概要>
・製造業に対する操縦制限(工場を稼働しても良い等)はなくなった。コロナ感染が広がるなかでは、密閉空間での長時間の作業が問題視されて操縦制限がかけられていました。
・オフィス勤務については、タイ政府の産業界に対する自粛要請は継続されつつも、緩やかに出勤者が増加中。
・パブ、バーやエンタメ施設、観客を伴うスポーツ競技等は引き続き禁止。

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 6月15日に発表された会議場等の再開ガイドラインは、以下のとおり。

・会議施設/会議場:1人当たり4平米以上、座席間隔1メートル以上空ける
・託児所、幼稚園、高齢者施設:1人当たり2平米以上、ベッドを用いる場合はその間隔を1メートル以上空ける
・長距離バス:2時間おきに洗浄し、搭乗率は70%までとすること!

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 タイ国家経済社会開発委員会は、5月18日、2020年のGDP成長率の見通しをマイナス5~6パーセントと見込んでいます。また、5月28日付レポートでは、第1四半期の失業者が約35万人になるとともに、最大で840万人に失業の恐れがあるとしています。このような状況を考えると、物品購入などの購買活動についても落ち込みが激しいかと思えば、車や消耗品などの消費額については、4,5月前年比で1.5~2倍となっているので、貯金をしようというよりはStayHomeのストレスなどで購買意欲が高まっている可能性が高いです。

3、Go to キャンペーンのタイ版とは!?

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 日本でも国内の観光需要を喚起するために、Go toキャンペーンを実施しようとして、国内からは反発の声も出ておりますが、タイではむしろ国内観光需要を後押しするための施策に拍手が送られ、6月17日1日のタイ国内での検索ランキングではトップ!申し込みについては、クルンタイ銀行やアプリで行う必要があり、7月から10月末までの四か月を対象としています。では、内容を見てみましょう。

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<作戦1:励まし・ご褒美パッケージ (Kam Lang Jai)>
 新型コロナウイルス対応中に一生懸命働く医療専門家向けの無料旅行パッケージ。旅行会社経由で登録する一泊二日インセンティブツアー(会社の人などと行く研修旅行のこと)。予算は一人当たり2000バーツ(約7,000円)が支給される。対象者は、村の健康ボランティアや医療従事者約120万人。

<作戦2:共に旅行に行こう (Rao pai tiew gun)>
 二十歳以上のタイ人。県をまたぐ旅行の場合、ホテル代の40%はタイ政府が負担するとのこと。一泊分は最大3000バーツまでとして、合計15,000バーツが上限(つまり5泊分まで)。また、旅行先での飲食代を電子マネーやアプリで一泊あたり600バーツ提供とし、最大3000バーツ(5泊分まで)。住民票のない県における宿泊のみを対象としています。

<作戦3:幸せをシェアしあう旅行(Tiew Pan Sook)>
 二十歳以上のタイ人で、200万人以上の旅行を補助する予定。県をまたく3つの移動手段(①国内線の航空券②レンタカー③長距離バスなど路線バスを除く移動)を活用した場合、40%の費用を政府が負担します(最大1000バーツ)

 全体では770億円の予算となり、医療従事者への観光支援や様々な具体的な策があり、素敵だと思いました**

4、国際線が再開する対象国について

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 タイは、現在感染者が5月25日以降0人と抑え込みに成功しているため、多くの国から相互交流の打診を受けているそうです。国際線再開に向けた第一弾の対象国は、シンガポールと中国となる見込みとの発表が6月17日にありました。ただし、規制や整備を厳重に行わなければならず、第二波が起きないと確信を持つ必要があるとタイ保健省はいいます。

 国際線の再開時期については、少なくとも7月末まで検討を進め、具体的には8月以降とします。また、タイ国営民間航空局のジュラ―局長は再開が9月頃になる可能性があるとの発言もしているところです。

5、日本人に対する入国制限

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 現状としては、渡航中止勧告がなされている状況。労働許可証を有する外国人、外交官、国際機関職員及び家族、物流関係者などは入国規制の対象外だが、外務省の個別承認が必要。新たなビザ申請の受付を停止しています。
 タイに来たい日本人の方と同じように、日本に行きたいタイの方も同じく恋しく思っている中、心が苦しい時期が続くと感じています。

6、最後に

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 タイの現状を理解すれば理解するほど、慎重にならざるを得ない政府の葛藤を感じます。私自身、タイからの訪日インバウンドの再開に向けて長期目線で、タイ人の心に日本が残るオンラインでの情報発信に努めて、実際に再開の火ぶたが空いた時に日本を選んでいただけるように、貢献したいです。

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