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dele/本多孝好/角川文庫
※注意※
この記事は私の感想なので口調や言葉遣い、あまり気を使いません。
文章も考えて打ちません。読みにくいでしょう。
そして見ている貴方の、好きなものを否定するかもしれません。
私は私のためにこれを書いているので、ごめんなさい。
それでもよろしければお暇つぶしに眺めてください。
読み終わった。
なんか読みやすかったけど微妙によくある話な感じがしたのかな、
さくさく読めるのに全然読み終えられなかったなあ。
感想は短めかも。
私シリーズ物は好きなんだけどオムニバスに近いのは好きじゃないのかなあ。
あらすじとしては、
主人公のユウタロウはその体格や性格ゆえか、中々半グレな仕事をして過ごしていた中、
やっと定職についた。
dele.life。だっかな。という会社だ。
そこがなかなか変わった会社で、その会社の使いっ走りになった…という感じだ。
会社と言っても社員と呼んでいいであろうのは自分一人。あとは社長であるケイがいるだけだ。
そんな元半グレが入った会社は少し不思議で、
クライアント、依頼人がこの世を去った後。
デジタルデータを削除するのを代行する仕事だった。
ユウタロウはそこまでデジタルに強いわけでないし、もちろんパソコンなどを使いこなすスペックがあった訳では無い。
半グレと言ってもインテリの方ではなく体格で働いていたからだ。
ではなぜユウタロウがその会社に雇われたのか。
それは社長でありデータ削除をこなすケイが車椅子だから…だ。
もちろんそれだから働けないというわけでなく、単に動きにくいのだ。
ユウタロウの主な仕事は、
依頼人が本当にこの世から去ったのかを足で調べる仕事。
ケイの愛用する、依頼人が死亡した時にだけ通知が来るパソコン…通称モグラが鳴くと、仕事がスタートする。
ケイにも、ユウタロウにも。
決して小さくはない身近な死、というものが人生の中であって。
仕事は仕事だという気持ちがあり、
もちろんそれを遂行することが依頼人の望みだとわかっている中、
残されたものはどうなるのか。どうしたら、依頼人にも残されたものにも、すれ違いなく終わりを迎えることができるのか。
ケイよりも少しだけお節介なユウタロウがケイを諭したり、騙したりしながら他人の死について触れる、
みたいな話だ。
その時の仕事によってケースは様々で、
なぜ死後デジタルデータを消したがるのか、や
なぜこのデータを消して欲しかったのか、など。
人の美しい記憶と、残されるものの為のカラクリ、独りで作り上げた宝物、
知られたくない秘密、
家族にも、見ないで欲しい自分を守るという心理がまあ、少しだけ面白い小説。
という感じ。
感想は多分短い。
し、ネタバレとかそんなにないから今回はそこまで改行しない。
色々基本的な登場人物、
ケイ、ユウタロウ、マイ、ハルナ、タマさんなどに伏線があったりなかったりするのでそれが気になる人は続編というかシリーズを読んでもよいのだろうなーという感じ。
すごく疲れている時に読むと、まあ少し気分がおさまるような小説だった。
ほとんどはらはらしないので読了感は全然ないけどね(笑)
し、これは私がドラマを見てしまったからかもしれないんだけど、
ドラマの出来が結構いいのさ。
だから小説が若干ライトに感じる。
ものすごく読みやすいから。
中身がない、とは絶対に言わないし瞼の裏に流れる映像は素敵だし、
私は最初の、かな。ヘルパーの男性の話が好きなんだけど、
秘密の箱庭感とかすごく好き。
なんだけど、イマイチ最後にライトなものを感じてしまう。
よくあるというか、綺麗すぎるというか…なんというか。
消して馬鹿にするつもりは無いが現代すぎるのかな、余韻が少ないのかしら。
よくわからないけれど。
あまりにもひどい言い方で表現するならばインスタントいい話特集って感じの本。
いやいい話だったよ。面白かったし。
けれどまあ、主線となる話がほぼ広がってないからオムニバスだねえの感じ。
一巻を読んだだけだから、2巻を読んだら変わるのかもしれないけど多分読まない。
おわり。
普通にドラマのが面白かったなー。
私は余さんだったかな、その人が出る話が好き。理髪店かなんかの話。
どらまのおすすめしちゃった。おわり。
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