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【#Real Voice】 「日本をリードするア式蹴球部は虚像か。」 2年・平川功

突然ですが、ア式蹴球部員の皆さんは今の「ア式蹴球部」という組織に対して現状のままで満足していますか。

僕は何も、偉そうなことを言おうとも、見栄を張ろうともしていません。
ただ「日本をリードする存在になる」といったビジョンを掲げている以上、そう問い続けなければならない使命がこの組織にはあると思います。

今年の部員ブログは、何を書こうか本当に悩みました。むしろ中途半端になるようなら書きたくなかったくらいです。書きたいことはなかったからこそ、自分の今思っている胸の内をそっと書いてみようと思います。

実際、現在の大学サッカー界をリードしているのは早稲田大学ア式蹴球部でしょうか。まだそうはっきりと言えなくても、リードしようとしている大学サッカー部はア式だけでしょうか。

僕はそう思いません。ア式だけではなく、ア式以外にも素晴らしい取り組みをしている大学はたくさんあると思います。「日本をリードする」といった言葉を口にしていなくても、行っている取り組みが大学サッカー界を、むしろ日本をリードしている大学だってたくさんあります。

では、ア式はなぜそんなビジョンを掲げる必要があるのか、と思うわけです。ここには、ア式が現在までの大学サッカー界を牽引してきたといったような事実があるからだと思います。伝統という言葉はカッコよくもありますが、とてつもなく重い言葉でもあると思います。

しかしながら、現在のア式蹴球部は本当に日本をリードしようとしているのでしょうか。もちろん、しようとしている人はいます。例えば、西川玄記くん(4年/マネージャー)のような外部との接点を持ちながら早慶戦から大学サッカーを変えようと取り組んでいる部員や外池監督のような多角的な方向からア式に、大学サッカーにアプローチしている人もいます。ですが、現在のア式は普通の強豪の大学サッカー部に近づいて来ているように感じます。
ここで今の組織に対して批判するつもりはさらさらありません(笑)。繰り返しになりますが、僕がただ言いたいのは、今や日本をリードしようとしている大学サッカー部はア式だけではないということです。伝統や歴史に引っ張られて格好いい組織の体裁を保っているようではいけません。私は正直焦っています。私が部員ブログを去年書いた時期からこの1年で大学サッカー界のプロモーションは飛躍的に進歩したと思います。今やクオリティの高い動画、画像の制作は当たり前です。私は今年からサッカーファン以外の新規ファンを獲得することを目的にア式のYouTube番組を始めさせていただきました。企画、編集もクオリティをあげ、他の大学サッカー部とは差別化を図りました。編集はわざとテレビっぽい編集を心がけております。もちろん、まだまだ面白くありませんし、投稿数などの課題は山ほどあります。ですが、ア式のYouTubeを見てファンになってくれた子、早慶戦を見に行くと言ってくれた子はたくさんいました。それはひとつの狙った成果でした。去年はこういうことをやりたいと思っていたのが、今年はそれを実現できて、少ないながらも目に見える結果が出ました。ですが、実際のところチャンネル登録者数では筑波大学さんや法政大学さんの方が上です。もちろん追い越そうと思えば追い越せるんですけどね。(笑)

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ア式はやはり「日本をリードする存在になる」というビジョンを掲げている以上、もはやア式のビジョンどうこう関係なく、むしろ組織の歴史や伝統、実績、早稲田が早稲田である以上、大学サッカー界を、日本を、リードするという使命があるように思います。

私はア式をもっと発展させたい。ア式の新たな文化を創りたい。ア式を変えることで大学サッカーを変えたい。そして日本をリードする存在になりたい。

どうかチャンネル登録をお願い致します。

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平川功(ひらかわこう)
学年:2年
学部:文化構想学部
出身校:岡山県作陽高校


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