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【監督メッセージ 太田信吾】#02 この問題に真正面から向き合わなければ

1/27(土)に早稲田大学で上映する映画『Candle For Minority』。監督の太田信吾さんのメッセージをお届けします。パリとレバノンに滞在中、自爆テロに遭遇し生命の危険を味わった太田さん。監督自身の壮絶な経験が作品づくりのきっかけでした。


「今日も、世界の各国で毎日のようにテロが起きています。イスラム教徒や難民の排斥が続いています。 テロの報道は繰り返されるが、それが精神に与える身体的負荷を誰も考えようとしません。さらに言えば、多くの外国人労働者に日本の経済は支えられているのにも関わらず、日本は難民受け入れに消極的です。パリとレバノンに演劇の公演に出演するために滞在中、自爆テロに遭遇し、初めて生命の危険を味わいました。帰国後、この問題に真正面から向き合わなければならないと思うようになりました。音楽の力に気付き、それを通じて一歩、世界の誤解を乗り越えてゆくこの映画の主人公たちの姿が、すこしでも世界の多様性に、あなたの日常を彩る色彩の多様性に繋がることを願って、この映画を作りました」


太田信吾
1985年9月12日生まれ。長野県出身。早稲田大学第二文学部表現芸術専修卒業。卒業後、劇団チェルフィッチュに俳優として参加。2010年「三月の5日間」(アジアオセアニアツアー)より海外ツアー多数出演。
監督作品として、「わたしたちに許された特別な時間の終わり」(2013年)で劇場デビュー。映画祭に多数招聘され、海外12ヶ国で配給される。「解放区」(2014年)は東京国際映画祭で公開。2018年劇場公開か決定。
出演作「夢を与える」(WOWOW)「アウトデラックス」(CX)他
テレビドキュメンタリー 「情熱大陸」(MBS)「旅旅、しつれいします」(NHK総合)などの演出を担当。
「Candle For Minority」
あのテロがなければ私たちは出会えなかったのかな? 2015年自爆テロ事件のあった直後にパリの街角で出会い、結ばれた日本人とバングラデシュ人のアーティスト同士のカップル。二人はテロで遭遇したことによる精神的トラウマを抱えながらも、自分たちなりに追悼をしたいと音楽・写真というそれぞれの表現で行動を起こすことを決意する…

早稲田ゼロハチ映画祭にて上映!
2018年1月27日(土) 13:30〜16:30
早稲田大学10号館109教室
どなたでも入場無料でご参加いただけます!
開催案内はこちら

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