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和裁:型紙から簡単に浴衣を縫う方法⑥終 ~浴衣の完成~

最初から読みたい方は下からどうぞ。

型紙はこちらからどうぞ。

目次



早速縫ってみる

とうとうここまで来ました。
袖をつけて脇と袖をくけたら完成です。

1.1 袖付け

身頃を裏にして,表にしたままの袖をそれぞれが中表になるように身頃の中に入れてください。そうしたら,袖つけの印を合わせ,返し縫いをします。
それを両袖に行います。
表に返したとき,袖は肩に乗っている状態になるようにキセをかけます。なので,裏身頃から袖に向かって2mmでキセをかけてください。
左右の袖は,袖の丸みを倒した側が前身頃に来るようにしてください。


1.2 袖をくける


袖の振り側の布端を裏側に折り,ぐるっとくけてしまいましょう。
そのままくけていく場合は耳ぐけ,三つ折りにして耳を隠す場合は三つ折りぐけでくけます。このとき,布を引っ張って1.1でつけた袖つけのキセが取れないように気を付けてください。袖は肩に乗っていることを意識しましょう。
そして,両袖口と袖つけ下の全6か所に閂止めをしましょう。

これで袖については完成です。


2 脇をくける


袖をつけたので,脇もくけていきましょう。
脇も肩を通ってぐるっと,途中で終わらせていたところまで全部耳ぐけしていきます。内揚げの部分は倒す方向に開いて三角を作ります。
端は図3のように千鳥がけしてください。
しのびぐけなどもありますが,やらなくてもいいです。
最後に,身八口を閂止めします。


3 完成

裏から全体にアイロンをかけて,完成です!!私は,チャコがついているので洗濯機に入れてしまいます。そして干したらアイロンをかけて完成です。
お疲れ様でした。

今回のまとめ


画像を作るのが大変すぎた(最後)。
簡単とか言いましたが,やることが多すぎる。
私はミシンで縫って簡略化しますが,基本は和裁に沿いたいと思っているのでこのような流れです。

次は,長じゅばんの型紙をアップしていこうと思います。
途中,羽織の型紙を作ることの考察記事などもアップしていきたいです。
それでは。