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㉒無干渉な父親は使えないブス部下(男女含む)を作る。

 想像してみてください。
 あなたが育児に干渉しない、「家のことは妻に任せておけばいいんだ」という父親だとします。 
 さて、あなたの会社に新入社員が入って来ました。
 その社員が毎日ボーッと椅子に座っています。あなたは
(なんで、周りに何をしたらいいかを聞かないんだ?)
と困っていますが、新入社員は
(なんで、何をしたらいいか周りが教えてくれないんだろう・・・)
と困っているのです。 
 
 過干渉な母親に育てられるとそうなります。 

 あなたが
(全く、親の顔が見てみたい!)
と心の中で愚痴ったら、どうぞ鏡を見て下さい。
 そんな使えないブス部下の父親は、あなたのような無干渉な父親です。 
 
 あなたの妻は家事と育児を一人で背負い、愛情を子どもへ注ぎ過干渉となり、自分からは動けない受け身な子どもを育ててしまったのです。
 
「子どもが不登校になった!妻のせいだ!」
「こどもが仕事を辞めた!妻の育て方が悪かったんだ!」
 
 え?あなた(父親)は無罪ですか? 
 大人の男性との関わり方を教えなかったのは、あなたですよね。
 学校の先生も会社の上司も、クラスメートも。
 世の中の半分は男性で、男性の立場が上であることが多いのに、
 その男性との会話や、男性から叱られることの怖さや、男性との関わり方を子どもに教えなかったのは、あなたですよね。 
 責任を全部奥さんに押し付けるんですか?
 
 家庭環境は様々で、家庭内に男性がいない状況もあるかと思います。
 ですが存在しているのに無干渉なのは、また違います。
 
 想像してみて下さい。 
 
 無干渉な父親のもとで育った子どもが、どうなるか。
 母親の過干渉は、裏を返せば父親の無干渉なのではないか、とわたしは思います。


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