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【場面緘黙症】半年間の不登校


勉強を放棄

小学校1年生の10月から、完全に不登校になりました。
初めのうちは、午前中に家で勉強をしていましたが、やがて「勉強しよう」という声掛けをするだけで癇癪を起こし泣きながら自分の体を叩くようになり、勉強もまるでできなくなりました。

息子は生きているだけで精一杯のようでした。

マインクラフトだけが居場所

不登校となって、家にいるようになってから何をしていたかと言うと、多くの不登校の子と同様に「ゲーム」でした。不登校になる前から大好きになっていた「マインクラフト」をパソコンで貪るようにやっていました。

マインクラフトをしている時だけが、心穏やかな時間のようで、何時間も没頭していました。
ゲームばかりやることは当然良くないことだと思っています。ただ、息子の様子を見ると、マインクラフトをしている時だけが自由で、リラックスしているように見えましたので、無理に取り上げたりすることは逆効果であると感じていました。

マインクラフトについては自主的に学び、創作し、本当に楽しそうでした。Youtubeの動画を見ては同じようにできないかと試行錯誤し、全く教えてもいないタイピングをいつの間にかできるようになり、コマンド(プログラミングというほど複雑なものではなく、単純な指令を英単語・数字・記号などで行うもの)もいつの間にか高速でこなすようになっていました。

外出ができない

親としてはもちろん、いくらマインクラフトを行っている時は前向きであるからと言って、終日マインクラフトだけをやっていることを放置することが良いとは思っていませんでした。

少しでも陽の光を浴びるほうが良いだろうと、近所のスーパーに誘ったり、妹の保育園のお迎えに誘ったりと小さな外出の声かけをしてみました。

ところが息子は「外へ行く」に関連する声かけをした瞬間に床に突っ伏して、自分の身体を殴りました。
外へ行くことが本当に苦しい、行きたくないという主張を身体でしていました。

なぜ、外出を嫌がっていたかについては言語化をしてもらっていません。
ただ、夜の外出は単なるゴミ捨てであっても外に喜んで駆け出していました。
本人も「夜に外に行くのは大好き!」と明確に言っていました。

推測ではありますが、皆が学校に行っている時間に外に出ることへの罪悪感のような気持ちがあったのではないかと思います。

病院の予約

終日マイクラ(マインクラフト)、勉強もできない。外出もできない。
一度病院に行き、改めて検査をすべきだと思いました。

場面緘黙症の本を数冊読みましたが、何らかの発達障害との併発が半数かそれ以上はあるとの記載がありました。
それを読んだこともあり、一度発達障害を含めて検索をするほうが良いのではないかと思い、発達障害の検査(WISK-Ⅳ)ができる病院を探し、予約をしました。





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