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わたしの好きな昔話

「雉も鳴かずば」という昔話をご存知でしょうか。

女の子が「あずきまんまを食べた」と自慢する手まり歌を歌ったのがきっかけで、お父さんが盗みをしたのがばれて人柱にされてしまったという話です。

お父さんが盗みをした理由は、むかし病気になった女の子がうわごとで「あずきまんまが食べたい」と言ったから。

女の子は自分の発言の軽率さを悔い、一生言葉を話さなくなった。

「雉も鳴かずば撃たれまい」ということわざになぞらえた昔話です。

わたし、この話が好きです(なんで?)

何か、シンパシーを感じるのだと思います。わたしの場合は「責任を取りたくない」とかの、上っ面な理由で話さないだけだけど。「自分が話すと何かが起こってしまう」みたいな、自意識も過剰だし防衛本能も過剰、という理由で口を噤むことが多いです。

考えをすぐに言葉にできず、思っていても黙っているこのことを「考えに瞬発力がない」と考えてきました。

でも、たぶん、自分の言葉の持つ力や影響力を信じているからでもあると思うのです。

今日はそんな感じです。

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