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ヨンダホン「 ミニマリスト式超ヒュッゲ術」
ヒュッゲの定義はわりとサクッと解説されていて、具体例で「こんなのをヒュッゲと感じて暮らしているよ」と紹介してくれている本。
単にミニマルに、お金をかけずに、と意識するより「ヒュッゲな暮らしをしましょう」の方が心がウキウキするもんね。
そもそも、ヒュッゲとは
デンマーク発祥の文化で、自分の理解では「のんびりして、好きな人とおやつを食べながらお話しをして過ごす日常の楽しみ」としていました。
実際はそんな狭い範囲のことではなく、「心地よさ」全体を指すらしい。心地よさは別に豪華なことでも非日常なことでもないので、日常の楽しみという点ではちょっとあっていたかも。
面白かったのがヒュッゲが生まれた概念で、著者のなにおれさんは
北欧デンマークは世界でも税金が高い国で、また、冬は寒さが厳しく、雨が多い国でもあります。そのため、必然的にお金をかけずに家の中での暮らしを充実させるヒュッゲという概念が生まれたようです。
と解説している。なるほど、行動が制限されてるからこそ、日常的な心地よさを追求する文化が生まれたのか。
たしかにミニマリストと似ている。物が少ないということは制限があるということだから。そして、ミニマリズムは心地よさをもたらすのだ。それはトランクとリュック一つで旅をするわたしもよく理解出来た。
なにおれさんの紹介するヒュッゲ術の中で、共感したものや取り入れたいと思ったものを紹介していく。
贅沢を贅沢と自覚する
コンビニでご飯を買うこと、たっぷりのお湯で湯船に浸かること。そんなことに「贅沢だな〜!」と思ったことは正直あまりない。日常的なことだし、コンビニ弁当などは代替品扱いをしていたりする。
何かを選ぶのには理由があって、選んだからには満足して体験した方が得じゃない?という提案だ。
「しゃーなしこれ」という選択が多いので、反省して改めることとする。あとこれ、モノに対してだけでなく時間の使い方にも言えるな、と思ったのだった。
不合理、不便、非効率を選ぶ
これは自分もよくやる。わざと電車を使わず歩いたり、よく知らない本をえいやっと開いたりする。興味がなくても意地で読み終わると、学びがあるものなのだ。
必要なものを持たないミニマリストが「無駄」を愛するのも矛盾だなと思いつつ……
なにもしたくない日はなにもしない
これ!!!これが、できないんです。こわくって。なにおれさん曰く「大事なことは、「意思を持ってなにもしないと選択すること」です。」とのこと。
分かってはいるのです。でもなかなか今日は何もしないぞ!とは宣言できず、午後15時ごろに「うん、今日は何もしない日にしよう」と後から決めてしまうんです。
そうすると、やっぱり最初から決めたことではないので罪悪感が生まれてしまって、ヒュッゲとはほど遠い自堕落自己嫌悪デーになってしまいます。
分かっちゃいるけど、なかなか実行に移せない。このパキッとした切り替えの勇気が欲しいです。切実に。
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