脳を労る、急な秋
昨日から急に冷え込んで、秋らしくなった。
先週までは半袖、もはやノースリーブで出かけていたのに、もうタートルもスウェットもニットも着れちゃうじゃないか。
通勤途中の小さな金木犀ポイント2箇所が、なんとどちらとも枝をばっさり切られていた。
その香りを楽しみにしていたのに、花や葉が落ちるので掃除が大変なのだろうか。
今年はまだ金木犀に出会えていない。
そんなこんなな近頃は、「脳を休めること」について本を読んでみたりしていた。
仕事で業務効率が落ちていて、色んなことを先延ばしにしてしまったり、優先順位がつけられなかったり、よくないなという状態が続いているのでどうにかせねば、という気持ちになっていた。
もともと哲学や心理学にも興味があって、その延長で脳の仕組みも気になり始めたというのもある。
脳はマルチタスクが苦手なのに、わたしは暇さえあればスマホをみたりラジオを聴きながら作業をしたり、寝る直前までSNSや漫画をみたり、とにかく脳を酷使していたみたいだ。
図書館で借りた本↓
脳の司令塔といわれる前頭前野の情報処理システムには、
①ワーキングメモリー(迅速に考える部分、脳のメモ帳)
②熟考機能(深く考える部分)
③デフォルトモード・ネットワーク(ぼんやりと考える部分)
の3つがあって、どれかが働くときは他はフリーズするのだそうだ。
スマホやPCで大量の情報に接していると、①のワーキングメモリーに過剰な負担を与えて「浅く考える機能」ばかり酷使し、②や③がフリーズしている、らしい。
ちなみにワーキングメモリーを酷使して機能が下がると、もの忘れが多くなったり物事の優先順位がわからなくなったりという弊害が出てきたりする。
使われない熟考機能が下がると、論理的に考える力や判断力などが低下したり、意欲ややる気、モチベが低下したり。
そして③のデフォルトモードネットワークは、「何もしていないときに活発になるニュートラルな脳活動」なのだが、これが集中⇔ぼんやりを切り替える働きも担っている。
日々仕事に追われてぼんやりする暇もないと、切り替えをコントロールできず集中しっぱなし→仕事のことが頭から離れない、緊張が抜けず眠れない(切り替えられない脳になっているサイン)→脳過労や心身の不調
といった具合だそうだ。
とにかく、「脳を休める」という意識が必要みたい。
図書館でなんとなく一緒に借りた本がちょうどリンクしていて、瞑想も、脳を休めることにつながるようなので、できることから意識してみようと思う。
なんとなく知識を得た気になって行動せず満足してしまうのがよくあるパターンなのですがね。
読書の秋ということで。
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