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「誰もがクリエイター」になれるクリエイターエコノミーを支える、コーポレート部門人材を募集中!

この記事では、SYNCAが過去にご支援をさせていただいた企業の方にインタビューをしています。
今回は株式会社ワンメディアの堀江様にお話を伺いました。


堀江 亮祐さん

人材業界などで営業活動を行い、LINEにて新卒採用を担当。2019年11月よりワンメディアに入社し、人事領域を幅広く担当。


クリエイターエコノミーへの貢献に大きく舵をきった理由

ー 本日はよろしくお願いします。まずはじめに、御社の事業概要を教えてください。

当社は2014年に創業し、動画を中心としたコンテンツの企画制作を中心に、企業のSNS活用やマーケティング支援を手がけてきました。しかし2022年5月に大きく経営方針を変えました。
もしかしたらソーシャルメディアや駅広告でこのメッセージを見かけた方がいるかもしれません。

ー 動画コンテンツの制作会社が「動画を作る会社をやめます」というプレスリリースは、経営者でありクリエイターでもある明石ガクトさんのメッセージとともに、話題になりましたよね。背景に何があったのでしょうか?

きっかけはコロナ禍です。この3年間、4回にわたる緊急事態宣言の中「三密 (密集、密接、密閉) を避けましょう」「不要不急の外出を控えましょう」という言葉が繰り返され、日本全体が自粛ムードに包まれました。

その一方、我々が携わる動画コンテンツの制作現場は「三密」の環境そのものです。撮影現場では演者やスタッフで人がひしめき合い、撮影後は編集室のモニター画面にみんなで集まって、何時間も議論しながら動画を作り込んでいく。まさに「ザ・三密」な動画制作の仕事は、コロナ禍で身動きがとれなくなりました。

ー 映画や演劇、音楽ライブなどのエンターテインメント業界が「不要不急」とされて、活動が制限されましたよね。テレビを含むメディアでも同じCMばかり流れていた気がします。

我々が軸足をおく広告業界も大打撃を受けました。明石もテレビ番組の取材で言っていたように「数億円が吹っ飛ぶ」状況で、ワンメディアの経営のあり方を根本から問われる状況に陥りました。

それこそ明石ら経営陣たちで議論しました。「ワンメディアの主力事業って、これで良かったんだっけ?」「コロナ禍は人生で一回あるかないかのパンデミックだけど、動画制作の世界では大きな地殻変動が起きてたんじゃないか?」など、考えは尽きませんでした。

ー 地殻変動とは?

コロナ禍で世界のあり方が一変する一方、YoutubeやTikTokがビジネスとして大きく躍進しました。特にTikTokがもたらした「誰でもクリエイターになれる」というカルチャーはまさに地殻変動と言えます。

カジュアルに動画を作れるツールの普及と、YoutubeやTikTokなどプラットフォームの拡大により、クリエイターになるハードルが大きく下がりました。同時に、クリエイターの稼ぎ方が多種多様になりました。

当社はそれまで、著名人やインフルエンサーを起用し動画コンテンツを制作、その影響力の力も借りて、メディアを通じた広告マーケティングを展開してきました。

しかし、YoutubeやTikTokでは、一般の人がつくった動画が、レコメンドエンジンによって世界中に展開し、たくさんの「いいね!」に支えられてフィードにあがってくる世界です。そこには様々なビジネス展開の可能性があります。

クリエイター一人ひとりが、SNSやプラットフォームを通じて自身のコミュニティを形成し、eコマースからライブ配信まで、ビジネスを展開できる「クリエイターエコノミー」。この「クリエイターエコノミー」の総市場規模は2021年5月時点で1,000億ドルを超え、SNSを活用して表現・ビジネスを展開するクリエイターは世界で5,000万人に達しています。日本国内でも同様のクリエイターが2030年には250万人を突破すると予測されています。

クリエイターのメインストリームが変わりつつある中「ワンメディアのような動画制作を続けてきた会社が、プロフェッショナルな映像を作って、広告効果を出す手法は、果たして今の時代に合っているのだろうか?」と考えるようになりました。

そして「我々が動画制作のプロとしてコンテンツを作るよりも、YouTubeやTikTokのクリエイターと協業しながら、一緒にコンテンツを作っていく事で、より広告パフォーマンスの高いクリエイティブになるのでは?」という事に気づきました。

結果的に「誰もがクリエイターになれる時代において、ワンメディアがクリエイティブを作るのではなく、クリエイターがしっかり収益を得られるような支援をすることに企業価値がある」という結論に至りました。

ー 2022年に発表した「動画を作る会社をやめます」というメッセージには、そんな背景があったのですね。

当社はミッションに「共感経済の時代をつくる。」と掲げています。クリエイターエコノミーの拡大に貢献する事をミッションとしています。

クリエイターエコノミーが拡大していく中、ワンメディアが動画を作るのではなく、動画を生み出すクリエイターを作り出す事業に大きく舵を切りました。

明石さんのメッセージもインパクトがあって、多くの共感を得ていましたね。

おかげさまで、多くの方の応援メッセージや、クリエイターのみなさんからの共感、メディアからの多数の取材につながりました。まだ30名弱のスタートアップなのですが、たくさんの期待が寄せられているのはありがたい事です。

「動画を作るのをやめた会社」だからこそ、クリエイター支援に強みがある

ー 大きく経営方針を変えた今だからこそ、ワンメディアで仕事するやりがいを教えてください。

やはり「クリエイターエコノミー」という新しいビジネス領域を拡大するおもしろさですね。例えば、InstagramやTikTokで自分がフォローしている人が、たまたまフィードで紹介した洋服やグッズや食器に惹かれて、その商品を知ったり、時には購入に至ったりしますよね。昔なら、テレビCMやネットメディアの広告でパブリックに発信して購買につなげていたものが、今では自分がフォローしている個人のアカウントを信用して商品を買う時代です。

身近な生活の中でも、クリエイターエコノミーの広がりに触れる機会が増えてきました。ワンメディアが会社として、時代の流れに向き合えているので、ワクワクしますよね。

ー クリエイターやライバーをマネジメントしている企業も多い中、ワンメディアの強みはどこにありますか?

もちろん「クリエイターエコノミー」に向き合っている会社もたくさんあります。ただ、どちらかと言うとマネジメント寄りで、その流れで企画やコンテンツ制作に入ってくるケースが多い印象です。

ワンメディアは動画コンテンツによる広告マーケティングがベースだった会社なので、所属するクリエイターにとっても、クリエイティブ面でのクオリティ向上や、マーケティング面での強みが特徴です。

ー 確かに「動画を作る会社」が、クリエイターを支援すると聞くと、安心感や信頼感がありますね。今のワンメディアのフェーズだからこそ取り組める、仕事の魅力も教えてください。

先程も話に出ましたが、ワンメディアはまだ30名くらいの規模のスタートアップです。この規模の会社にしては、ワンメディアという会社名は知ってもらえているのではと思います。知名度に見合っていないかもなので、このギャップを業績で埋めなければですが(笑)

知名度に対して、会社は組織的にも事業的にもまだまだ追いついていないので、そこはチャレンジしがいがあると思います。

起業したばかりのゼロベースなスタートアップの常として、事業も組織も何も固まっていないのが当たり前。当社も2014年に創業した時はまさにそんな感じでした。

今のワンメディアは、ありがたいことにマーケットから認知され、実績もあるぶん、そのギャップを埋めるための伸びしろがある。ポジションも向き合うべき課題も多く、ワンメディアに入社するとチャレンジし甲斐があると思います。

「SYNCA」を活用し、クリエイターエコノミーをコーポレートから支える採用につなげる。

ー 現在、コーポレート部門の採用を強化する一環で、弊社のSYNCAをご利用いただいています。SYNCAを導入してみた感想を教えてください。

そうですね。コーポレート部門の採用の場合、一般的な採用媒体だとそもそも応募者の母数が少ない印象です。その一方SYNCAを利用してみると、他社の採用媒体と比べて、コーポレート部門の登録者が多く、全体の母数の大きさを実感しました。実際、求職者とコミュニケーションをとれる機会も増えたので手応えを感じました。

なによりSYNCAを活用した採用活動のサポートが手厚いのが印象的でした。

例えば、SYNCAのカスタマーサクセス部門の方が、採用における募集要件のブラッシュアップや改善に関わってくれる等。実は、コーポレート部門のプロフェッショナル人材の要件を固めるのは、テクニックがいるのですが、カスタマーサクセス部門のプロフェッショナルの方とすり合わせができたのは心強かったです。

また、求職者の方へのスカウトや、面接後のヒアリングなどのサポートも充実していました。我が社のコーポレート部門のリソースが少ない中、寄り添うように伴走してくれたので助かりました。

ー ありがとうございます。実際、御社に入社したコーポレート部門の方で、複数企業からの内定を得ている中で、御社に内定承諾を決めた方もいます。どのように求職者に向き合ったのか教えてください。

例えば、経理の方の採用だと、1次面接で財務経理の担当が会って、二次面接で役員で、最終面接が社長みたいなプロセスがありますよね。スキルを見極めて選別していくみたいな印象でしょうか。

ワンメディアは、どちらかというと見極めるより、明石や私に会ってもらって、我々の事業や企業カルチャーを知ってもらい、一緒にランチに行ったりして、お互いを知る時間を増やしたという感じでした。

ー 採用の流れが、お互いを知ってもらう機会というのは良いですね

事前にSYNCAのカスタマーサクセス部門の方と当社の財務経理担当が、スキル的なベースをヒアリングした中で、御本人のやりたい事やバックグラウンドも聞いていたので「ワンメディアではこんな課題を抱えているので、力になってほしい」という話をしました。

応募から内定承諾まで2週間くらいのスピード入社でしたが、もともと知識・経験がある方でしたので、入社後も活躍してもらっています。

ー コーポレート部門の人材を引き続き募集中と伺っています。どんな方に入社してほしいですか?

コーポレート部門というご自分の担当領域だけでなく、ワンメディアが掲げている経営ビジョンやチャレンジしようとしている事業領域に、興味をもってくれる人に入社していただきたいです。

クリエイターエコノミーの表舞台となるのはYoutubeやInstagramやTikTokで、世界中のクリエイターが日々発信しながら、新しい時代のうねりを作っている世界ですが、求職者の中には興味がない方もいるかもしれませんし、むしろ興味ない方のほうが多いかもしれません。

はじめから強い興味がない前提でも良いので、ワンメディアの経営ビジョンや、クリエイターエコノミー領域でチャレンジしようとしている事を知った上で、我々の事業に共感していただけると有り難いです。

スタートアップの採用セオリーとして「同じ船に乗る仲間を探す」という考え方がありますが、まさにそのイメージです。コーポレート部門での専門性を活かして、私達と一緒にクリエイターエコノミーを支援してくれる仲間を募集しています。

ー ありがとうございます。ワンメディアのビジョンに共感してもらえるコーポレート部門の方がいたら、ぜひSYNCAを通じて応募をお待ちしております!