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ぶらり途中下車で競馬場の旅 ~大井競馬場・前編~

急に旅打ちがしたくなった。でも、今の僕には旅ができる時間と金が無かった。
時間と金が無ければ、頭を使うしかない。そうだ、そういえば、今週末は大井も開催していたな…

かくしてこのような旅のスケジュールを作成したのである。

1:東京モノレールの1日乗車券を購入
2:穴守稲荷神社で参拝
3:大井競馬場で旅打ち
4:夜の羽田空港でお土産購入

この4つを1日で成し遂げるのである。

移動手段は東京モノレールにした。ここでは休日限定で700円の一日乗車券を発売している。どの区間も何度でも乗っても700円で済む。便利な切符である。普段は東急や京急を用いて目的地に向かっているが、今日は普段使わない電車に乗る。普段と違うことをするのが旅の醍醐味だと考えれば、この選択は理に適っている。

まずは穴守稲荷神社で旅のご加護を…といきたいところだったが、午前中に時間指定していた宅急便がなかなか来ないトラブル(!?)によって、スタートが遅れてしまった。浜松町に到着したのが午後13時半。空腹に耐えかねて立ち食いそばを食べているうちに、もう14時間近である。モノレールに乗って最寄りの天空橋駅にたどり着くのが14時半。大井競馬場には15時には到着したいのだが…。

まあ、焦っても仕方がない。旅にトラブルはつきものじゃないか。
自分を納得させて、淡々とモノレールに乗り、ひとまず天空橋駅で降りる。周辺には空港関連の施設とおぼしき、広大な敷地が広がっている。遠目で飛行機も確認できる。あれが羽田空港だな。さて、目的地を目指そう。まずは多摩川方向へ歩く…。

すると、川沿いに大量の大漁旗がなびいているのが見えた。はて、これは一体?
近づくと、その旗の周囲に法被を着た人々が集っていた。なるほど、今日はこの町内でお祭りが行われるんだな。人々には血の気多目の活気がたぎっている。
そんなヒリヒリとした空気の中を部外者である僕はさ迷っていた。ああ、なんと言う場違い感。目的地の道筋もよくわからず、途方に暮れながらとりあえず、大通りを歩いていた。

するとどうだろう。何と大通りの一角に小さな鳥居があるではないか! これはラッキーだ。目的地は違えど、まずは旅の安全祈願をお参りをすることが最重要なのだ。
そこは「白魚稲荷神社」という。羽田七福稲荷の一つであり、無病息災や火伏せ(ようするに、火のトラブル防止)の神徳があるという…ことが後で調べてわかった。

心を整えお参りし、急いで天空橋駅に戻る。ちょうど良いタイミングでモノレールがやってきた。ここまで小さなラッキーが続いている。それをどうにか馬券で還元させたいところであるが、果たして…

<後編に続く>

どうもです。このサポートの力を僕の馬券術でウン倍にしてやるぜ(してやるとは言っていない)