大晦日 2021年を振り返る
どうも。藁科侑希(わらしなゆうき)です。
普段は大学教員やスポーツ現場でコーチやトレーナーをしております。
今日が527日目のnote投稿です。
本日は大晦日なので。
これまで毎日書いてきたnoteを振り返りながら眺め、今年1年を振り返ろうと思います。
そんな中で特に、この記事に想いを込めたなというものを月毎にピックアップして、今の感想や考えなどを追記できればと思います。
2021年元日|自分が本当にやりたいことを認識する
●好きなこととやりたいことは違う
●本当にやりたいことを明確にするために
●自分の「好き」「得意」「大事」を見つける9つの質問
今改めて元日の記事を見ると、この時に考えていたことを日々できていたように思います。
毎日を自分がやりたいようにやる、自分が楽しいと思うことを優先する、やると決めたことをとことんやり続ける。
年始に決めたことを続けられた、ということは自分の自信にもなりますね。
1月|余命宣告を受けた母への想いと自分ができること
2021年はなんと言ってもこの話題からは離れられなくて。
母のがんが1年前に判明し、この日に余命宣告を受けたんです。
あともって2〜3ヶ月。ターミナルケアという言葉は勉強してきた中で何度も見聞きしていましたが、実際に目の当たりにする、当事者家族となると、その情報量も感情の揺れうごきも相当なものでした。
この記事の中に、その葛藤や必死に自分の気持ちを整理しようとしている自分がいるように感じました。
ただ、こうやって乱文でも、まとまらなくても、文字にして自分の感情を言葉にぶつけることで、母の最期の瞬間まで自分の心を落ち着けることができたんだろう、と思っています。
2月|スポーツ医学を指導現場で活用するために
●そもそもスポーツ医学とは
●スポーツの医学と医学のスポーツ
●スポーツ医学は「パフォーマンス向上」と「コンディショニング」に影響を及ぼす
スポーツの現場から少しだけ離れ出して、大学教育の現場へ主軸を戻しつつあった時期の記事です。
自分がどっぷり浸かっていた、スポーツ医学・スポーツコーチングの世界から少し離れてみると、その分野に対して新たな発見や感覚が生まれると実感したんです。
その感覚や「そもそも自分がこだわって学んできた"スポーツ医学とは"?」と自問自答することができたように思います。
まっしぐらに、全身全霊を持って目の前の専門を掘り下げることもとても大切だと思います。
しかし、そこから少し離れた時、自分の専門性を客観視できたり、自身の強みを再認識することができるのだと思います。
こちらは端的にスポーツ医学を振り返る記事として、授業でも活用するようにしておりました。
3月|ターニングポイントとなった10年前のあの日
●「普通」を取り戻す過程でやりたいことが引き出された
●一年遅れのリスタート
●「体育・スポーツの世界で生きていく」覚悟を決めたあの日から十年
3.11のこの日。東日本大震災から10年でした。
この記事の中にもしたためましたが、この震災がなければ自分は今の職業に至っていなかったですし、自身の交友関係も現在とは全く異なるものになっていたでしょう。
4月|「体育のオンライン授業」は運動やスポーツを好きになるきっかけになるかもしれない
●大人は子どものチャレンジを愉しむこと
●『運動は自分の基準・ペースでやってもいいんだと気づきました』
●これまで見落とされていた体育の対面授業のデメリット
オンライン授業に次ぐオンライン授業、スポーツの現場から学校教育現場に移り、教育とは何か、体育では何ができるか、スポーツを通じて何を伝えられるのか。そして、自分が大学の教員として関わることで学生に与えられる価値は何か。
そんなことをぐるぐる考えて出したこの時の結論がこちらでした。
この記事は私のオンライン授業では必ず一読してもらい、これまでの体育観・スポーツへの考え方について再考してもらう機会にしておりました。
案の定というかなんというか、学生たちはこれまでの"体育"についてのある種洗脳のような感覚を想起してくれ、各々で体育やスポーツへの向き合い方を考え始めてくれました。
自分の価値はここにあるんだ、これからオンラインでも、対面でも、ハイブリッドでも、学生たちに対して有益な価値を提供するために頑張る土俵はここだ、と自分に訴えかける記事になってくれたように思います。
5月|自分が積み上げたことと「そうでないもの」を混同しない
●自分が積み上げたことを客観視する
●自分が積み上げていないことを誇示しない
●自分の努力ができるのは周囲の協力のおかげな場合が多い
こちらは私が好きなライトノベルから得た学びについての記事ですね。
私の記事には所々にアニメやラノベ、漫画などからの学びの要素を入れています。これには明確な意図があって。
そのようなエンタメの中にも、学ぶことがあり、自分に大きな影響を与えうる教訓や原石となる考え方があるのだ、ということを知ってほしいという若干のエゴがあるんですよね。
ただ単に私がそのような文化が好きだということもありますが。
その強烈なメッセージ性、凝縮された情報量、そして生き様にまで及びうる影響力をバカにしないでほしい、もっと学びは身近にあるのだ、ということを少しでも多くの人に共有したい、と思っているのだと思っています。
6月|感情のジェットコースターを整理する
●想いを盾に「やりがい」をあてがわれていないか
●互いの想いを汲み取った上で「持ちつ持たれつ」を設計する
●時間の投資や専門性の価値をどう認識するか
この辺りから、自身のやりがいや周囲との熱量の差異、確実にいる「テイカー(搾取する人)」への考えを自分の中で整理してきたように思います。
世の中、他者のために献身的になる人ばかりではなくて。
そのような人たちを食い物にする人はたくさんいるし、むしろ利用して使い潰して、それを当たり前と思っている人もいる。
だからこそ、自身の時間をどう扱うか、自分や他者の価値をどのように認めるか、ということに考えが向いていったように思います。
7月|母の笑顔のためにできること
その人の幸せは何か。
大切な人が喜んでくれることは何か。
それを考え抜くことがとても大事なのだと思っています。
自分が笑顔でいれば、母も笑顔でいられる。
そう想って、今日も明日も、これからも、毎日コツコツ頑張っていきます。
2つ目のまとめ、これが今の自分を動かしている原動力になっているのだと実感しています。
自分が頑張っている、笑っていることで、母がどんな表情をしているかは手に取るようにわかるので。
これからも毎日の積み重ねを続けていきたいと思っています。
8月|感謝と後悔
こうやって振り返ると、7〜8月は感情がとても揺れうごいた時期だなと実感します。
この記事を書いた前日に、母が亡くなりました。
亡くなってから、母の遺品整理をしたり、親類からお話を聞いたり、同級生の方々から「昌江ちゃんはね…」と伺うたびに、自分の母の大きさと、これまでの自分に対しての『無条件の愛』を実感していました。
これからも「自慢の息子」と言ってもらえるよう、頑張っていきます。
9月|ご機嫌を取りすぎると、相手を幼児化させてしてしまう
●自分の機嫌を自分で取れない人がいる
●"不快"を隠さず、喚き散らすことで問題解決しようとする
●自分の機嫌は自分で「うまく」とる
この辺りから、前職で所属していた組織についての明らかにおかしい部分や、理不尽な部分、こうなってはいけないという反面教師的な考えをまとめるようになっていった気がします。
自分が被った精神的苦痛を与えないためにはどうするか。
自分が無意識にでもやってしまう可能性のあることを、どうやって回避し、組織の運営や教育、運営などをやっていけるようにするのか。
そうした心的トラウマを"学び"に変換しようとしていたように感じます。
10月|感謝は強要するものではなく、自然に湧き出るもの
●「ありがとう」に対して「こちらこそありがとう」と言える関係を
●感謝を要求してしまう背景にある「自信のなさ」と「プライド」
●互いを思いやることのできる器を育む
これは「私への感謝が足りない!」とコーチが選手に言い放ったことから感じたことですね。
そもそもそんなことを言い放てること自体に疑問が湧きますが…
それをなぜかと考えて、掘り下げた記事です。
自分自身でも学びになったことが多かった記事でもありますね。
「ありがとう」は強要するものでもないし、ねだるものでもない。
感謝の念を抱いたら、自然と口から出てくるもの。
そこに社会的地位や立場、プライドは必要なくて。自分が感謝の念を感じたら、素直に相手に伝えることが大事だと再認識させてくれたように思います。
11月|「勉強ってなんでするの?」「それはね・・・」
「楽しいことをより楽しくするため」
「選択肢をより多く作るため」
「知識欲を満たすため」
「自分のからを破るため」
「成長し続けるため」
年間で考えると、この辺りからいいね数が落ちてきていて…なぜかと振り返ると、情報をまとめるようなことから、自分の内面や気づきを具体的な言葉にすることを重視する傾向に移ってきたからかなと思っています。
自分自身としては、とても有益でいいことなのですが。
記事を読んでくださる方には少し学びの部分が少なくなってきたのかなと今感じております。
12月|肩の力を抜いてみると、見える景色が変わる
●「こだわり」が足枷になっていないかを振り返る
●ミクロとマクロを行き来する
「こだわり」について、持つことは大事だけれど、それに固執することでも弊害もあるという記事でした。
「こだわり」がない活動や仕事に関しては、そののっぺりさやエネルギーの少なさは感じるものですよね。ただ逆に、そのエネルギーが大きすぎて、周囲を置いてけぼりにすることや軋轢を生む場合もある。
このエネルギーの過多を自身で見つめられるようになると、自分の考えや行動のコントロールができるようになっていくのかもしれませんね。
2022年に向けて
今考えていることとしては、こちら。
大変革より、毎日の継続と変化を
昨年から今年にかけて、始めることを多くしてきて、それが淘汰され習慣化され、自分の血肉になってきたことを実感してきています。
これらを土台にさらにステップアップすることももちろん目指すのですが。
その土台をきちんとした形で固めていく作業を来年1年はしていきたいと思っているんです。
新たに始めたこと、挑戦したことははじめの頃は楽しいことばかり。でも続けていくとアラや「なんでこんなことやっているんだろう」と見失うことも出てくるんですよね。
そんな時に、継続と変化を少しずつ重ねていける自分を確立していければと思っています。
自分がやってきたことに対して、真摯に取り組めるかどうか、努力を正しく成果の上がる方向へ向けることができるか。
こうした律する心を自分に課せるかどうかを課題としていければと思います。
こんな風に思うのはなぜかなと振り返れば、「自分に子どもができた」ということが大きな要因かもしれません。
自分の子ども、まだ想像もできませんが、これからの人生において、大きな意味を持つ変換点だと思っています。
自分の子どもに誇れる父親であれるよう、自分のやることなすこと、言葉遣いなど、見つめ直していきたいですね。
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今日はここまで。527日目おわり。
最後までお読みいただきありがとうございました!
本年は大変お世話になりました!
来年も何卒よろしくお願いいたします!
良いお年を!
それではまた明日。
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【保有資格】
博士(スポーツ医学 筑波大学)
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト
NSCA認定パーソナルトレーナー
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県)
赤十字救急法救急員
【現在の大学担当授業】於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学
<体育実技>
●バドミントン ●卓球 ●バレーボール ●トレーニング理論実習 ●フィットネス
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<講義科目>
●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い
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