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"外れ値"の挑戦がエビデンスを生む

note投稿764日目です。

最近よく自分の界隈で耳にする、"外れ値"について。
ヒストグラムという、分布を表すグラフの中の、両端に位置するようないわゆる「一般的・平均的ではない」ことやもの、人への考え方。

私はスポーツ業界にどっぷり浸かっている人間ですので、よくこの考え方について考えさせられます。
なぜなら、世界で日の丸を背負う選手や競技のトップで毎日切磋琢磨している選手らは、いわゆる平均値を持っているのではなく、"外れ値"の強みを持ってそのポジションまで駆け上がっているからです。

ともすると、そういった選手の指導はどうしたらいいか、という問題に発展するのですが。
結論を言ってしまえば、「画一的な方法は存在しない」ことを強く感じるのだと思います。

平均的なマスに向けた指導方法と、外れ値的な競技力の高い選手らを相手にする場合とでは、声の掛け方から指導のメニュー、流れ、時間などについてのアレンジが全く異なります。

外れ値である強みをどれだけ伸ばせるか。
他の選手の追随を許さないパフォーマンスに成長させるために、どんな刺激を与えるのがいいのか。

こうした思考をぐるぐる回す必要があり、かつ選手とコミュニケーションをより密にとって、フィードバックからも考え抜く必要があります。

この現場で一番のタブーは何かというと。
「教科書通りのことを当てはめる」ということです。

平均的な対象者に対しては、それまで積み上がったエビデンスを適応させる形で、再現性のある成果を生めるようなアプローチをなぞるように指導することが求められるときもあります。
ただ、トップアスリートを相手にするのであれば、それらは把握した上で。
あえてこれまで非常識と思われていたことに挑戦してみたり、他の競技からの知識を試してみたりと、試行錯誤の連続が求められるんです。

エビデンスは、このようなトップで駆け抜けようとしている選手や指導者、その周りのスタッフの熱意から、段々と知見が積み上がって平均化されていくことが多い、ということは認識しておきたいですね。


【今日の春斗】

ハイハイの準備ができてきたようです

今日の #standfm

今日の紹介【バドミントン選手向け】

今日のトレーニングと #マイキーチャレンジ  【通称】 #マイチャレ #朝活

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【保有資格】 
博士(スポーツ医学 筑波大学) 
日本スポーツ協会公認バドミントンコーチ3 
日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー 
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツコーチ 
日本障がい者スポーツ協会公認中級障がい者スポーツ指導員 
日本障がい者スポーツ協会公認障がい者スポーツトレーナー 
NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト 
NSCA認定パーソナルトレーナー 
高等学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県) 
中学校教諭専修免許(保健体育科 茨城県) 
赤十字救急法救急員

【現在の大学担当授業】
於:東京経済大学・千葉大学・東洋大学 
<体育実技>  
●バドミントン ●卓球 ●バレーボール 
●トレーニング理論実習 ●フィットネス 
<ワークショップ科目>  
●テーピング・マッサージ実習 ●スポーツ医学理論実践 
<講義科目>  
●健康の科学a ●健康の科学b ●スポーツとの出逢い

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