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星パパ星ママのお見舞いと、おしょうさんとの再会③

病院到着


世間話でミサイル級の話題をぶっぱなしてくるおしょうさんと1時間ほどのドライブを経て、星パパが入院している病院に到着しました。

途中、会社の上司から着信があったため、病院の駐車場で電話をかけました。10分ほど話した後、無事に業務の引き継ぎを完了し、ほっと一安心。

助手席で待ってくれていたおしょうさんから「おつかれさま」優しい声で言われ、ホロっときちゃいました、、うん、、つかれたよ、、
彼がわたしの疲れ度合いをどれくらい理解していたのかはわかりませんが、そういう”ひとこと”が嬉しいのだなぁ。沁みました・・・

星パパに会うまでの葛藤


いよいよ、星パパとの対面です。

今までの流れには書いていなかったのですが、実は、余命の話も出ている星パパにどんな距離感で会えばいいのかわからず、、そもそも会いに行っていいものなのか?

実際、星ママから電話があったあと、星パパに電話をしたら、わたしたちが会いに行く次の日に退院が決まったらしく

「わざわざ病院には来んでよかばい!退院後、家の方に来んね!」

と言われてしまっていました。

だけど、「二人で会いに来て欲しい」という星ママの気持ちもあるし、この機会を逸したらわたしとおしょうさんが一緒に行動できるかどうかはわからない。。だけど、星パパの気持ちを無視して会いに行くのも違うし、なのに強行することで本人に「大袈裟なこと」つまりはいよいよその準備か、、と思わせてしまうのではないか?

結果的には、本人も「別に来てもしんどい訳じゃない」「暇やし」ということ、どちらにせよ、星ママに顔は見せに行くということもあり(病院は星パパと星ママの家までの途中にある)、お見舞いOKの返事をもらいました。

OKが出た後も、お見舞いの品をどうしよう?一つ動く度に悩みました。その度にわらしべ庵のみんなに相談させてもらい、、そんなやりとりを経てのお見舞い。

星パパは喜んでくれるだろうか、負担にならないだろうか、、

色んな思いを抱えたまま、わたしは病院の入口をくぐりました。

星パパとの面会


結果、星パパと、たくさんおしゃべりできました。

以前、脳梗塞で倒れた際動かなくなっていた足のリハビリも順調とのこと。体力気力共に今が一番良い状態のようで、暇を持て余していた星パパは、わたしたちへの気遣いも当然あったと思いますが、よくしゃべり、よく笑ってくれました。

お見舞いの品は、本人から「なんもいらん!」と強く言われていたこと、飲食系は病院から管理されていたこと、雜誌は元々読まないし日用品等も次の日に退院であれば反対に荷物になるし・・・ということで、

悩んでみんなに相談した結果、「お見舞金」を渡すことにしました。病室に入り、挨拶した後、星パパに手渡し。2〜3回「いらん!」と言われましたが「もらって・・・」お願いし、受け取ってもらいました😂

それから小一時間ほど話し、わたしたちは病室を後にしました。

「今日退院することになった」と書いているのは、このストーリーを上げたのがお見舞いの翌日、退院日だからです〜!

病棟を出たわたしは、もう脱力。
涙を流すことはありませんでしたが、やはり気を張っていたみたい。

本当はおしょうさんに抱きしめてほしいくらい疲れ切っていましたが、わたしたちまだなんの話もしていない・・・

「コンビニ寄っていい?」

病院併設のコンビニでコーヒーを買い、運転席で一息つくのがやっとでした。

でも、来てよかった。星パパの顔を見にこれて、そしてわたしたちの顔を見せに来れてよかった。変な言い方ですが、一仕事終えた気持ちで、シートに背を預けました。

さあ、次は星ママだ。

星ママもパパの件ですごく落ち込んでいたから、こちらはこちらでとても心配。
「お寿司を買ってきて〜!そしたらこっちは、な〜んも準備せんで良かけん。みんなで食べよ!」と言われていたので、星ママのところに行く前に、お寿司をゲットしに行かねば。

運転、もう一踏ん張り!

おしょうさんとのことは・・・
どこかのタイミングで話せたら話そう。
今は安全運転、そして星ママに集中だ。

気合をいれ、再度ハンドルを握りました。

星ママとの入れ違い


そうして病院を出た直後、星パパから着信が。

わたし「もしもし」
星パパ「お〜い、今、星ママが病院の受付におるってよ〜!」
わたし「どういうこと!?💦」
星パパ「わからん!おる言うとるけん、連絡してみんね〜!」

直後、今度は星ママから着信が。

わたし「星ママ!今、病院おると!?」
星ママ「そうたい!今ついたとよ!」
わたし「うちら、ちょうど今駐車場出たとこやで!」
星ママ「そうったい。やけん、家行っても、誰もおらんとよ。どうする?」

どうする?って・・・😂😂😂

星ママは数日前にあばらを打撲しており、その検査で病院にきていたそう。
来客により家を出るのが遅くなり、なんとわたしたちとニアミスになったようでした。言っといてよ!笑

わたし「そしたらうちら、お寿司買いに行ってくるけん」
星ママ「そうと?」
わたし「うん、お寿司食べたい言うとったろ?それ以外もいろいろ回って見てくるわ」
星ママ「わかったー。ほしたら、病院出る時電話するけんな」

ということで、通常であれば1時間ほどを見越していた移動&買い物時間が、大幅に増えることになりました。

この、おまけで生まれた余白時間が、わたしとおしょうさんの時間を動かすことになろうとは・・・

次回、仕事の懸念を手放し、星パパのお見舞いを終えてほっと一息。油断していたわたしに、おしょうさん第二の爆弾が襲い掛かります。

つづく

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