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空っぽのなかに

目の前の誰かが自分より下なのだと
確信出来ない限り安心して生きられない
だから霧のような幻に夢中になる

空っぽの自分を見たくはない

本当は空っぽのなかに違いを許す余裕が生まれる


美しさも空っぽのなかにあると知った時
目の前にある美しさを成していると思わせている何かを
囲いたいという思いから
人は自由になる


私たちは一体
何を考えこんで
うずくまってしまったのだろう


何に対して
憤りをぶつけ続けているのだろう


何にも囚われなくなった時
世界は歯車で回っているのではなく
柔らかな自分そのものだということがわかる


折れずに行こう

道はあるのだから

ここまでにも
この先にも

あなたが歩き続けていく限り


itsumi ryuko



私の簡単な自己紹介☟



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