マガジンのカバー画像

金曜夜のひとり言

17
運営しているクリエイター

#週末

哀しみにこんにちは

心理学者の河合隼雄先生は、物語について沢山書き記している。 『残酷な話をしたからと言って…

人はケダモノ?

自分にとっての常識が他の人には、全くもって違う場合は多々あるだろう。 この「違い」という…

夏の終わりに

夏が終わる。 先日、たまたま公園で出会った2人の子どものお母さんが 「もう、本当にコロナ…

歩いて歩いて

「雨がやんでる隙間に・・・」 と気分転換に外をプラプラと歩いていたら、再びどしゃぶりにな…

どこまで

どこまで行けば終わるのだろうか どこまで行けば変わるのだろうか どこまで行けばいいのだろ…

早朝の蓮の沼で

ふと思い立ち、蓮の花を見に行った。 観光地的に名前は聞いているが、いったことのなかった蓮…

ブランコとお別れ

最初に出会った頃は、発語もなかった。 小学生だったのが、気がつくと中学生になり、次第に増えた発語は語彙も増え、ちょっとした歌を口ずさむようになっていた。 いつもわかっているのにわざとふざけて「ニヤリ」としながら、いたずらを繰り返していた中学性のMちゃん。 「明日から先生いないからね。元気でね。」ぎゅっとハグをすると、みるみるMちゃんの顔が曇っていった。 「あら、わかるのかしら?!」おばあちゃんの驚いた声が響く。 Mちゃんは目に涙をためている。 半年に一度くらいだろ

紫陽花の季節に

土台があやふやだったならば 心はどこへ向かうのだろう 言葉は何を刺すのだろう 誰かが押し…

優しい毒

この5月、雨の日が多かった。 人の気分は天気に左右されやすいというけれど、 ずっと緊急事…

膝をついて

どことなく とめどなく なし崩しに 膝をついて ポケットからなけなしの何かの欠片 きっと…

飛べても飛べなくても

急に『魔女の宅急便』が見たくなった。 見たくなった、と言っても、見たくなるほど好きだった…

カレーとナンとコロナ禍と

急にどうしてもカレーが食べたくなった。 それも、インドとかネパール料理屋さんのあのカレー…

螺旋の階段を上がりながら

何も変わらない時 変えようがない時 無力感と共に なんだか 同じような出来事を ぐるぐると…