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紫陽花の季節に

土台があやふやだったならば

心はどこへ向かうのだろう

言葉は何を刺すのだろう

誰かが押し付けてくる
ノイズが頭の後ろに離れない

言葉に出来ない思いを

感情を

感覚を

色を変え
姿を変え
夢を変え

全てを変え

素知らぬ顔をしながら

ニセモノに紛れた
言葉を紡ぎながら

それでも
生きて

生きて

生きて  

今日の雨に打たれながら

忘れない
あの日の色を

忘れてしまった
切ない明日を

思い出さなくていい

思い出してもいい

誰も紡がなくても

また花の色は移り変わる

混沌としたまま
私は目を閉じている


混沌として
果てしなく
広く
深い
見知らぬ
よく知った空間に身を置きながら



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「かみ」は「髪」と思う人も「紙」「神」と思う人もいて。

これぐらい同じ言葉の理解は違うのだな・・・と、最近あらためて感じている。

認知や概念の違いを越えるのには、とてつもない労力がいる。

分かり合えないから、争いはなくならない。

なくならないから、なくならないなかでどんな風に生きていくのか、そういうことなんだろうなあ、と思いながら。

久しぶりに詩がでてきた。

どんな風にいても、確実に時間は過ぎていく。

こんな時もあれば、あんな時もある。

それが人生なのだろう。

良い週末を




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