布ナプキンを作って使って早1年

これまで布ナプキンは、自分用として作って、使ってきました。一年ちょいたったかな、というくらいです。100%布ナプを使う、というよりは、家にいるときは布ナプ、外出時は紙ナプキン、と決めています。

外出時で、さほど量が多くないとき、今日は布ナプにしよう、とやっているときもあります。そのくらい、緩く布ナプを使っています。

この一年を振り返って、変化などなど、忘れないように書いておきたいと思います。そして、布ナプキンは気になるけれどまだ使ったことがない、しかし気にはなっている方に、一意見として届いたらいいなと思います。

私自身が布ナプキンを作る、使うようになったきっかけは、ミシンを使い始めたことが大きかったと思います。

布ナプキンは、買うと正直高いイメージがあって、欲しいけれど買えない、自分なんかがおこがましいというか、もったいないというか、どうにも手が出しにくいものでした。繰り返し洗って使えるものだということを頭では理解できる。一応。

最近は特に、コスパのよさが言われています。もちろん、洗って干しての手間はかかりますが。貧困から使い捨ての紙ナプを買うことができない、買うのをためらうなどのニュースの一件です。


ただ、貧困だからじゃあ布ナプにしようという話ではないと個人的には思っています。初期投資もかかるし。

定期券バンって買うか、使うたびにするか、っていう話ですよね。たとえて言うなら。タバコ数本単位で買うか、まとめ買いして割引された方で買うか。貧困層の選ぶ選択肢は、そこから考えればおのずとひとつしかない。

自分で作るのが好きな人にはいいと思います。しかし、もともとお裁縫ができない勢の私からしたら、結構なハードルでした。

時間が腐るほどあって、材料があってやってみただけ、それがうまくいっただけ、と自分で思ってます。

そこまで言っておいてなんですが、意外と楽しい。面倒くさいことの中にこんなに楽しいことあったんだ、という感じです。あとは、自己満足最高。自分で作ったものを洗って干して繰り返し使えて、少し不備があれば直し、改良して作り足していける、それが精神的な安定以上の何物でもないんです。

手間がかかるものだし、手間をかける精神的余裕があるかどうか、好き好んでそれを楽しむ余裕があるかどうかなど、結局本人が好きで布ナプ生活できればいいのですが、そうでもない人もたくさんいると思います。

そうでもない人にじゃあこれ、と言われたって、苦痛以外の何物でもないと思います。

試しにやってみて、いけた、というのもあると思いますが。

今は、おうち時間が長いからこそ、布ナプ試すいいチャンスだと私は思います。トイレから、セスキスプレーしてつけ置きまでの流れが家だとすぐできます。染みてしまっても、すぐ着替えて洗うこともできます。ナプキンがないないと言って、わざわざ買いに行く手間もないです。

外出時となると、使用後の布ナプは、密封のジップロックなどに入れて持ち歩くことになります。ただ、使用後の紙ナプキンほど正直においはしないので、意外と心配なかったです。

コロナ禍なので、ネット通販で買うしか方法がありませんでした。そのうえ、仕事もお休みをいただいていて、お金をいつも以上に使いたくなかった。そして目の前にはぎれとミシンがある、という環境。

これは、作ってしまえよ、という声が聞こえる、と。

布マスクを作って使って、ミシンにも慣れてきたところで、ちょうどいいのかもしれない、と。手縫いも含め、作ってみました。





一年近く前に、布ナプ作って使い始めたころに書いた記事がこちら。

一年前に書いた文章を今自分で読み直して、この一年で随分遠くまで来たような気がしました。まだ一年しかたってないのか。

家の中での時間が濃ゆいので、やってること多いんだよな。もともとやらなかったことをやっている、というのがあって、自分の中で濃ゆく感じている、というのもあるかもしれない。

使ってみて、よかったなと思ったこと、メリットをあげてみたいと思います。期待していなかったことを中心に。

使う前にメリットデメリット調べつくしたので、期待してなかったけど意外とこれある、ってところを、大きな声で言いたい(笑)。


1,セスキつけおき洗い最高。ちゃんと落ちる。

布ナプを使う上で、気になっていたことのひとつが、洗ってあんな真っ赤な、少し赤黒いまでのあの経血が、落ちるのか、というところ。正直自分しか目にしないようにするものだし、すこーし残ってもそれはそれでしょうがないとも思う。ただ、あまりに堕ちないとテンションが落ちてしまうのではないか、と。自分でセスキでつけおき洗いして、それから洗濯機に突っ込むのだから、落ちないと洗うとき落ち切らない汚れが蓄積されていき、目に留まって、嫌な気持ちになる。絶対なる。そう思っていました。

結論。結構するっと落ちます。経血。

今もこのタッパーでつけおき洗いしてます。

洗う工程を簡単に。

①セスキスプレー(自分で作ります。濃度適当すぎて参考にできないかも)でスプレー。数分放置。

②お湯で流す。お湯で。お湯です。正直、乾いてなければ経血お湯で何とかなる。中性洗剤でも落ちます。

③タッパーに布ナプ入れてお湯いれてセスキ粉末ひとふり。

これで、一晩くらい置きます。途中、同じように下処理した布ナプが追加されていきます。汚れが結構残っているとタッパーの中の水分が色がつくので、途中で布ナプを新しく入れるときに、中の液体を捨てて、もう一度つけ直す場合もあります。

翌日、洗濯機を回すときに、すすいだ布ナプを洗濯機に突っ込みます。そして普通に他の洗濯物と一緒に洗濯します。以上です。

2,生理痛がほぼなくなった

痛み止めを飲むことが基本だったはずなのに、常備薬として持っていた痛み止めの薬をパタッと飲まなくなりました。薬を買い足した記憶がない。

ついこの間、仕事中に痛くて飲んだことはありました。それくらい。さすがに仕事中は、さくっと薬飲んだ方が楽ですから。

痛みだけでなく、だるいなと思うことも減った気がします。もう寝るぞー寝るしかないぞーという時間が、減ったような気がします。個人差があるし体感的なものだし、何とも言えないですが、私に関しては、体の痛みだるさが軽減されました。

それでも、生理ではない期間と同じかとなると、全く違う。悔しい。続けたらゼロに近づくかな、と期待してます。

ほらまだ一年しか使ってないから。ね。きっとそこよね。

3,夜の経血の量が少ない

私の中で、布ナプ始めるころ、布ナプのメリットをひたすら調べました。そのなかで、ちょいちょい見かけたのがこれ。

経血の量が減る。

うそでしょ、と思っていました。まさか。そんなことあるわけない、と。

でも、確かに、そうだな、と今は思います。夜の間に出る経血、かなり少ない。今は自分の安心のために着けているだけ、のような気がします。

全くでないわけではないです。出るけれど、少ない。今はおむつになっているナプキンもあるくらい、これは絶対経血もれない、というのがあります。そこまでいかないけれど、長い羽根つきのわりとがっちりガードしてくれるタイプの夜用を使っていました。

今は、一応多い日はそれをつけて寝るけれど、やっぱり少ないな、という感想。

思い切って夜も布ナプにしようかな、と思うくらい。少ない日は布ナプで寝てます。

これは、何か、理由が、あるはず。


夜に関してというよりも、とにかく全体量が減ったように感じる人が多い、それは紙ナプキンだとポリマーで膨張するから、らしい。ふむ。

私は、昼間も確かに減ったように感じますが、特に夜だな、夜出てこない。

私自身は経血コントロールをしてないので(そのうちしたい…って言ってる間にホルモンバランス変化して閉経しそうだな)、全く意識してないし、やったことないし、のはずなんです。それなのに、何故。




全然関係ない、いやあるか、お妻様の布ナプ手洗いする御仁がいらっしゃると、皆様ご存じでしょうか。是非こちら、読んでみてください。当時Twitterトレンド入りした、と調べているうち出てきました。
私すごく面白いなって思いました。夫婦間のやり取り、妻の生理習慣把握する夫、すごくすごくわかります。我が家もそう。私のフルスイングの八つ当たりを夫は受けて、そろそろだな、と思うらしい。ちなみに結婚前から把握されてました。

この記事、2018年ですよ。なんで知らなかったんだ、こんないい体験されたいい文章を。そう思うくらい衝撃的でした。素晴らしい。女性に読んでほしいとか男性に読んでほしいとか思わない、生きている以上産まれてるんだから、生理のありがたみをとくと味わえ(なんで偉そうなのか)。


そしてこの方が書いているのがこちら。ついでに勝手に宣伝。

記事を読んで、面白いな、内容も文章もいいなと思ったので、この本は、買います。読んだら、感想を書こうかな。楽しみができてしまった。楽しみだなぁ。早く読みたい。


こちらは2021年3月なので最近のらしい。これも読みたいな。


電子か紙か、どっちにするかな。





追記。

上田美和氏の漫画版もありました。これはこれで読みたい。活字苦手な方はこちらおすすめです。まだ読んでないけど。




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