【LGBT】同性愛の私小説が刊行される時代に
先月、折口信夫の短編集が
宝島文庫から発売された。
折口(おりくち)信夫(しのぶ)は
古代研究家、
万葉集研究家で、
たしか、文学史の教科書では
釈迢空の名前で短歌を残した、
と書いてありました。
かの柳田国男と共に、
民俗学を高めた日本有数の大学者。
さらに、もう一歩、踏み込めば、
『死者の書』『身毒丸』など
奇妙な小説を遺していた。
この折口信夫が、今年没後70年らしい。
先月出た文庫は『口ぶえ』。
その表題作は、恋愛小説らしい。
表題作については、
その文庫のオ