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100%忘れることなどできない

生きていると仕方のないことの方が
多いような気がする
互いに譲り合っている、そう思う
認め合っているとも思う
私の中で渦巻く感情が99%消化されたとしても
残りの1%があるだけで
いつまで経っても思い出の片隅に
美化されて存在し続ける
その残り1%がどれだけ厄介か
不意にバッタリ目があった日には
1%を超える気持ちが必ずあって
心臓が跳ねてしまう
思っているより私は焦り出すし
そんな姿を見せるのは癪だからと
平然を装ってぎこちない笑みをこぼす
時には他の女性と話してるところを見たりすると
さらに心は慌てだして
沸々とゆっくりと嫉妬が生まれる
何気なく挨拶をしていても
ざわざわが止まらない

恋愛感情の好きではなかった
そんなことを言われるのは慣れた気がする
短すぎる時間で私は選択を間違える
良い女でいるために我慢をし見栄を張る
誰も望まない私になってしまう
きっと私が私でいれればそれが一番良かったのだ

右の道と左の道
きっと選択の内容は大差がない
僅かなズレなのだ
そのズレが大きく広がるから修正できなくなる

残り1%なのに99%よりも大きくそこに存在している

ゆっくりと消化して
またどこかで会えたらいいね
そう思っていた方が少しはやすらかに笑えるのだろうか

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