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2024.2.29:ととのう

おまけのような一日なので、おまけのような日記を書こうと思う。


始めに

2月のテーマは「整」。ちなみに1月のテーマは「詰」であった。予定と仕事を詰め込み、休みなく走り回ったおかげで心身ともに調子を崩した。(2月前半のnoteが不調を物語っている。)崩した心身を元に戻すこと、崩れないような土台を整えること、そして、長期的に自分が駆け抜けられるように環境を作ることを目標にした。


情報を集めすぎて迷子になる

捨てることは拾うことより労力がいる。
生活を整えようと思った私は、いろんな人のエッセイやSNSを読み漁った。素敵な考えを真似しようとした。
しかし、迷子になった。取り入れたいものが多すぎる。どの考え方も素敵で真似したい。しかし、両立するのが難しかったり(朝ごはんを食べるか否かのようなこと)、取り入れるのに労力がかかったりした。第一、今の私には時間とお金の余裕がない。良いと思ったことを全部取り入れていたらそれで一日が終わってしまう。働けばお金は手に入るが、限界がある。

情報の選別

情報にも断捨離が必要だ。
インプットはできているけど、アウトプットが出来ていない。素敵な雑貨も汚部屋では輝けないのと同じで、いくら生活を豊かにする手段を知っていても、現実に実現できないのならば宝の持ち腐れである。
そこで、自分の生活に適している方法だけを残し、少しずつ試すことにした。

やったこと

①自分軸を見直し

まずは、自分の生活の軸を見直した。
幹を一本作っておくと、選別がしやすいしまとまりやすくなる。私の場合は、「コントロールできる状態を保つこと」が生活の軸である。これを基準に、衣食住を再検討することにした

②自分に合った生活リズムを取り入れる

第一に優先したのは、生活リズムの安定だ。
朝型なので、朝を大切にした。早寝早起きをする。朝はヨガランニング、To Doリストの作成など、自己肯定感が上がることをしたあと、研究や勉強など優先順位の高く、集中力の求められる作業に入る。
その結果、個々の作業にかけられる時間が半分ほどに減ったが、一日の初めに自分の目標やタスクを確認することで、行動の選択が適切にでき、集中して作業に取り組めるようになった。結果、効率化する前と同じ量の業務をこなせるようになり、一日にゆとりが出来た。

夕食後は、ご自愛に徹する。
だが、朝人間にとって夜の時間は短い。夜に趣味の時間を設けると、眠かったり明日のことが気になり、趣味がおろそかになる。
なので、昼食後に読書の時間を設けたり、平日の中で趣味に費やす半球を作ったりした。

③ルーティンを作る

同時に取り組んだのは、ルーティン作成だ。

私は、小さな決断が苦手だ。
朝ごはんに何を食べるか、いつ筋トレをするか、ゼミに行くかどうかなど、日々の小さな選択の繰り返しがストレスになる。自分を振り返った時、選択するストレスが、生活に支障を及ぼしていた。
そこで、ルーティンのある生活を送ることにした。

朝・昼は固定のメニューにする、筋トレは朝かバイト後週5回、ゼミやバイトにいく曜日は固定にする。選択するというストレスが減ったことで、物事に取り組むハードルが下がった。やりたくないけどやらねばならないことも自動化されて処理するので、残っているというストレスから解放された。

同時に取り入れた、TO DOリストも功を成した。
削る作業のほうが得意なので、一度すべてを書き出してから割り振る方法を取った。
書くと頭を空に出来る。可視化して全体像が見えたことで、優先順位も付けやすくなった。
結果、パンパンの脳のキャパに余裕が出来て、作業効率や生活の質が上がった。正体不明の不安や憂鬱からも軽減したおかげで、生活を楽しめるようになった。つくづく、生活を楽しむためには、余裕が必要なことを実感した。不快や苦手をいかに減らせるかが、心のゆとりにつながり、豊かな生活につながるのだと思った。

④「やめる」を決める

ここまでは、「やる」について書いてきたが、ここからは「やめる」ことについて書こうと思う。


人は何かを改善しようとするとき、「やる」ことを増やしがちだ。ダイエットだったら、運動を増やしたり食事制限をしたりする。
しかし、実際に一日に活動できる時間は限られている。やることを増やすことは限度があり、増やしすぎると目標がおろそかになることがある。
そこで、「やらないこと」を決めた。やることよりやらないことのほうが手軽なのに、案外見落としがちだし、取り入れるより難しかったりするのだが、この効果がてきめんだった。

例えば、料理。
私にとって、食は生活の最優先事項だが、3食すべてに時間を割くと他にしたいことに割く時間が少なくなる。
そこで、朝と昼はつくりおきの固定のメニューで料理をしない。夕食だけ調理と食事に時間をかけることにした。

家事の頻度も見直した。
家事がたまると心も乱れるので、毎日まめにしていた。特に掃除は、毎日したほうがまとめてやるより楽なので、せっせとしていた。
しかし、個別で見たら短時間で済むことも、すべてやると意外と時間がかかる。
そこで、ストレスになりにくいところの家事は毎日することをやめた。トイレは週に1度、掃除機と洗濯は2日に1回のように、ストレスにならないことは後回しにすることにした。
意外と、無意識に習慣化されて、毎日していることは多い。そこを見直すと時間が生まれる。最初は気持ち悪いが、実際やめてみると案外大丈夫だったりする。

アウトプットをしたことで、不鮮明だった自分の軸がぼんやりとだが、見えてきた気がする。判断基準が出来つつあることで、メンタルもぶれなくなきた。整うための土台が出来つつあるのではないかと感じる。

おわりに

生活は実験である。やってみて合わなければ、方法を変えてもいいしやめてもいい。大切なのは、違和感に向き合うことだ。
心地よさを追求する。改善する。自分の声を聴く。情報に振り回されない。生活を追求することが結果として、自分に向き合うことにつながる。

人生をよくしようと思うのであれば、土台を整えるべきだ。生活は媒体越しにあるのではなく、私たちの目の前に横たわっている。自分の生活をおろそかにしてはいけない。


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