在韓米軍に約束された損害

■演習規模縮小
 トランプ大統領はコスト重視。軍事行動は無駄だと考えているようだ。だから世界各地に展開している米軍を撤退させるか規模を縮小。米軍の世界展開はアメリカの国益が目的。だがトランプ大統領はコスト重視。軍事演習も廃止か規模縮小を選んでいる。

■在韓米軍の定期演習
 軍事演習は敵が居ないだけの実戦。演習は実戦を想定しているから、部隊の指揮・運用は練度維持と練度向上に繫がる。だがトランプ大統領はコスト重視。防御と反撃の軍事演習から反撃部分を廃止。これで在韓米軍の練度低下は間違いない。

■戦争の経験則
 3000年の戦争史を見ると防御から反撃の切り替えが難しい。そして攻撃から防御の切り替えも難しい。この切り替えの段階で損害が発生し、そのまま敗北することが多い。経験則として攻撃と防御・防御と反撃をワンセットにすることになった。

■在韓米軍の練度低下
 在韓米軍の防御は軍事演習で練度を維持できる。だが防御から反撃の切り替えは練度低下。有事の際には、在韓米軍は防御から反撃の切り替えで損害を出すのは間違いない。これは在韓米軍だけの問題ではなく、現地の韓国軍の練度低下に巻き込まれるからだ。

■全体的な戦力低下
 在韓米軍と韓国軍が定期的に軍事演習することで韓国軍の練度を維持した。さらに在韓米軍と韓国軍の意思疎通も維持した。だが軍事演習が無くなると在韓米軍と韓国軍の意思疎通が困難になる。

 これは国毎に作戦テンポが異なるので、定期的に軍事演習しないとズレを補正できない。戦場で作戦テンポにズレが発生し、これが司令部まで波及する。すると司令部が想定した動きが戦場では行われない。

■在韓米軍に約束された損害
 在韓米軍が練度を維持しても韓国軍の練度が低下すれば、在韓米軍は結果的に損害を出すことになる。だから在韓米軍には約束された損害なのだ。

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