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月刊「ぶんぶくちゃいなノオト」

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2021年11月の記事一覧

【ぶんぶくちゃいな】「香港の娘」アニタ・ムイが遺した「時代の豪気」

香港デモを描いたドキュメンタリー作品「時代革命」が、華語映画界のアカデミー賞といわれる台湾金馬奨で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した。このところ、香港は映画がもたらす話題が満載だ。

そしてここ一月ほど、毎日のニュースチェックの際に大変懐かしい名前がたびたび目に入ってくるようになった。

梅艶芳、英語名で呼ぶならアニタ・ムイ。

1980年代から90年代にかけて、主権返還前の香港において、文字通り

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211126 「ダイヤモンド・オンライン」寄稿:中国のコロナ対策が荒っぽすぎる!非人道的なペットの「無害化処理」も

211126 「ダイヤモンド・オンライン」寄稿:中国のコロナ対策が荒っぽすぎる!非人道的なペットの「無害化処理」も

このところ、アフリカでの新変異ウイルス発見で再び(三度?)欧米を中心に入国制限や往来のストップが始まりつつあるが、中国でも来年2月のオリンピックを控えて厳戒体制がとられています。

実はこの規制、すでに10月始めの国慶節ゴールデンウイークにはその兆しが始まっており、10月中旬からは目立たないものの一部地域での厳戒体制が報道されてきました。国境地帯でのさまざまな「感染予防」方針、またさらには11月に

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【ぶんぶくちゃいな】中国の「下半身」と冬季北京オリンピック

 皆さん、こんにちは。彭帥です。
 先日、WTA[訳注・女子テニス協会]の公式サイトで発表されたニュースに関して、あの内容はわたし自身が確認、検証したものではなく、わたしの同意なしに発表されたものです。発表されたニュースは、性的暴行の疑惑も含めて事実ではありません。わたしは行方不明でも安全でない状況にもありません。自宅で休息しているところで、なんの問題もありません。わたしのことを気にかけていただき

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【ぶんぶくちゃいな】「中国の特色ある」2021年香港立法会選挙のカラクリ

12月19日が投票日の香港立法会議員選挙の立候補受付がこの12日に締め切られた。

今回の選挙についてはこれまで何度かこのメルマガでも触れてきたが、念のためここでおさらいしておく。

この選挙は本来なら昨年9月に行われるはずだったが、林鄭行政長官が新型コロナウイルスの感染拡大回避を理由に延期を宣言。そして延期後のこの1年あまりの間に、中央政府お膝元の全国人民代表大会常務委員会は「愛国者による香港治

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211111 「週刊エコノミスト」(11/16日号)寄稿:民主派団体を解散させる 巧妙すぎる中国の「手口」

211111 「週刊エコノミスト」(11/16日号)寄稿:民主派団体を解散させる 巧妙すぎる中国の「手口」

現在発売中の「週刊エコノミスト」(11/16日号)に、今夏雪崩を打つように次々と解散を発表した香港の民主団体の解散の舞台裏について寄稿しています。機会があれば、ぜひ手にとって御覧ください。

【ぶんぶくちゃいな】「時空重合」:中国最新新型コロナ厳戒事情

10月31日のハロウィーン、仮想パレードを楽しもうと多くの人たちがディズニーランドに集まったのは、上海でも同じだった。

さて午後6時を過ぎてこれからがお楽しみも本番――というその時、ワクワクしていた人たちにもたらされたのは入園者全員に対してPCR検査を行うというニュースだった。

理由は、10月30日に江西省上饒市で見つかった陽性患者の濃厚接触者が29日から上海に出かけ、30日に丸一日ディズニー

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