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恋人から家族になる育成ゲーム、恋愛って面白い

この記事を書いた理由

私と夫はもう付き合って4年はたったけれど、私たちの恋人関係はぐるぐる変わってきたなとよくおもう。
「正反対だよね」・「結婚するって思わなかった」って言われるほどだったけれど、今は「ぴったりだよね」って言われるようになった。

恋愛することの醍醐味は、恋人関係の育成、という体験かもしれない。
恋愛を通じて、私も彼もたくさん成長できたのだ。
昔は懐かしいな、キュンキュンしていたなと思うけれど、
今はとても良い関係を築いていて幸せだなと思っている。

この記事では恋愛の育成ゲーム攻略の解説ではなく、個人的体験の話で、どのように変化してきたかだけを客観的に整理したい。
すべての人々に当てはまるものではないかもしれないことを承知ください。
ひとりひとりが、この記事を読んで、感じることが違うと思うので、ぜひあなたが感じたことをコメントで残してくれると嬉しい。

「~1年目」のわたしたち(恋人レベル:好き、たまにデートする人)

相手に対して、「好き」という気持ちが芽生える。
会う時間を作り始めるようになって、お互いの日常生活の中に、相手との時間がすこしわざとらしく取り込まれる。
何かしたいことや食べたいものがあるとき、相手の顔が浮かぶ。そうして毎回デートの予定を立てるのだ。一緒に何かをするということが新しい発見があり、毎回楽しい。
会えない日も、連絡は毎日、あいさつだけは欠かさず行っている。
相手のことを「好きな人」と脳みそが認知しているかまだよくわからないけど、相手のことを思うとわくわくする気持ちがある。

しかし、何か自分の考えと会わないなと思ったことがあると相手に対して残念に思ってしまい、喧嘩になってしまう。
相手が自分の「理想の恋人」でいてほしいとどこかで思っているからかもしれない。
その喧嘩の度に、「この人とは根本的にここが合わないな」と冷えた感情が湧き出る。
その時は好きという気持ちが一瞬で消えてしまう。喧嘩が大きなものになると、いとも簡単に「別れ」を考える。

「1年~2年目」のわたしたち(恋人レベル:恋心を持てる親友)

相手との時間はもはや日常の一部になっていて、相手とのデートが特別な「イベント」でなくなりはじめる。
デートでは相手と話すことが多くなる。包み隠すことなく、日ごろあったことを共有するようになり、相手の考え方や生きてきた道が少しずつ理解できる。
自分の親友と接するときとあまり変わらず、自分もありのままに楽な姿勢で相手と接することができる。
そして相手のありのままも少しずつ受け入れられるようになる。
たまに相手の嫌な面を見ると、いらついて言葉にしてしまうが、大きな喧嘩になることはあまりない。

相手は自分の好きな人であり、もう自分を包み隠さず見せてもいいと思えるほど信頼している。

「2年目~3年目」のわたしたち(恋人レベル:もはや愛 家族に)

好きというわくわくした感情から、芯からじんわりあたたかくずっと灯されているような愛の感情が芽生えはじめる。
何をしていてもどんなことがあってもその芯にある相手への感情は変わらない。
相手の考えや行動を理解しようとするから、喧嘩をすることはなくなる。
何かをしたいと思った時に顔が浮かぶというよりも、当然に「一緒にしたい」という考えになる。
恋人がいてくれることの自分自身にとっての価値ではなくて、二人でいることに価値を感じるようになる。
相手の家族も大切にしたいという感情が芽生え始める。

「3年目~」のわたしたち(恋人レベル:マジの愛 自分の体の一部)

嬉しいことも悲しいこともすべて二人で共有する。
相手のことを、自分と同じくらい大切に感じる。一人の問題を二人で解決しようとしはじめる。
一緒に何かをすることが当たり前になるのでわざわざ「デート」をしなくなる。
相手の家族や友人は自分の家族や友人と同然になる。
自分の家族や友人に紹介したくなる。
喧嘩がなくなり、話し合いが増える。
別れるにも簡単にはもはや別れられない。相手の存在が自分の一部になっている。

まとめ

3年目あたりから同棲していた関係もあって、
本当にもう意識することなく相手は私の人生の一部になっていました。

偉そうにつらつらとここまで書いていましたが、
彼と結婚したいと2年目~3年目あたりで思っていたこと、今思うと未熟だったなと思います。

恋愛をする中で、彼氏と結婚したいと思うのは理想を持っていたからで、
「結婚」という社会的観念に縛られていた部分がやはり強かったです。
本当は、目の前の彼と過ごす時間そのものが幸せであり、「結婚」はそれを確認するための認証にすぎないとは頭でわかっていましたが、
認証、ほしくなってしまうものですね。
人はやはり社会の中で生きる以上、文化や習慣のバイアスからは逃れられないのでしょうか。

でもプロポーズをして二人で結婚しようと決めた時の幸せは絶頂に到達しました(今も絶頂のままです)。
2人で歩んできた道を振り返ってお互いを認め合えた気がしたからかもしれないですね。

もちろん夫婦としてもまだまだ。
これからも努力して精進していかないとです。
でも恋愛、楽しかったな。

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