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Ocean Film Festival 2020に行ってきた

ウイルスの影響で、映画館で映画を観られなくなるのも時間の問題ですね……!

ということで(はないのですが)、Ocean Film Festivalに行ってきました。

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海にまつわるショートフィルムを6本立てで上映する、ローカルなプレミア会みたいなもの。

こういう小さなフィルムイベントって海外では多いような気がするけど、そういえば日本で行ったことないです。開催されてるのかな。地元の小さな団体とかが自主制作しているようなものも含んでいたり。

昔カナダにいたときにフィルムフェスティバルで働いたことがあって、報酬として映画が見放題だったので、3日くらいシアターに篭もって観まくっていた経験があります。当時はまあまあ英語がわかるようになってきた頃で、英語で情報が取れることの素晴らしさに感動し、言語がわかると世界がこんなにも広がるのか……!と衝撃を受けていました。あれは今でも思い出すくらい、けっこう価値観にインパクトを与えた経験です。

話が逸れたけど、ローカルフィルムはいいですよ。

海にまつわるフィルムということで、私は自然大好き人間なので、このトレイラーを見るだけで感動します。有名なプラネット系映像も美しいけど、あまりお金をかけていないからこそのリアリティが、ローカルフィルムのよさです。とはいえ、それに劣らないクオリティでしたが!

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バイロンベイには街の中心にコミュニティセンターがあって、そこにシアターがあります。たぶん演劇や音楽なんかもやっているんでしょう。普段はお年寄り比率が高めですが、今回は若者も多くいました。ワイングラスを片手に、休憩を挟んで、3時間ほどゆったりと上映するスタイル。

MCのお姉さん「Welcome to Ocean Film Festival! クレイジーコロナの影響で、今回が最後の上映になるかもしれないけど!皆さんが感染しないことを願います!」

今や世界的にはありえない隣との近さですが、まだ感染者が出ていないこのあたりでは、危機意識がうすめです。

たぶん観客が200〜300人ほどいましたが、99.7%地元の人でした。アジア人が皆無すぎて浮く。


ホッキョクグマの危うさを伝えるものや、ワイルドライフフォトグラファーの活動を伝えるもの、ポリネシア諸島での1年間の研究を追ったドキュメンタリーなど、短い映像の6本立て。ラインナップはこちらから見れます。トレイラーだけでも観ていて楽しいので、ぜひぜひ。



なかでも好きだったのがこちらの、A CORNER OF THE EARTHという、極北にサーフトリップしにいく男性たちのドキュメンタリー。

氷点下15℃とかの中、車がエンストしたり凍えてうまくしゃべれなくなったりしながら良いスポットを探して、指先や頭まで覆ったドライスーツで波に乗り。オーロラの下でFワード連発してお酒飲んだりして。

男に生まれてこういう旅がしてみたい人生だった。

と、よく思うんですよね。

変ですよね。

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映像中にたびたび、ひたすらサーフィンに没頭するシーンがあります。

フルスクリーンで見る雪山バックのサーフ映像は、かっこよすぎて震えた。。

彼らの目的は、ただよい波に乗ることなのか、クールな映像や写真を残すことなのか、それとも何か別の感じるものがあるのか──。ちょっと聞いてみたい。たぶん、すごくシンプルな答えが返ってくる気がする。

これこそアドベンチャーですよね。人間はこうやって生きていくべきとよく思う。今みたいな破天荒な世の中にこそ、こういうコンテンツが受け入れられてほしいし、何のためかわからないことに夢中になる素晴らしさが伝わってほしい。

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やっぱり大自然のなかでするエクストリームスポーツ映像を見るのが好きすぎる。雪山が大好きだけど、最近は波も好き。自分の好きなものをピュアに再確認できた、フィルムフェスティバルでした。


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ちなみに、チケットは$34だったけど、$14分の雑誌がもらえたので、お得感すごい。これで環境について勉強したいと思います。

おわり。

Photos by Ocean Film Festival 2020 


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