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真夏の雷雨とカプチーノコースト

一時帰国からバイロンベイに帰ってきて早くも3週間が経ってしまいましたが(早すぎる)、なんだか異常気象が続いています。

2月はバイロンベイのハイシーズン。

いつもは観光客が世界各地から訪れ、ビーチはぎゅうぎゅうに人で溢れ、街もすれ違えないほど混むらしいのですが、、

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あれ。そんな気配ゼロ。

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これは一番大きい施設?の横ですが、かなり落ち着いています。

私は10月からバイロンベイにいて、徐々に人が増えてきてニューイヤーズホリデーの大混雑も経験しました。そして、そのまま1〜2月は一番忙しい時期だよ!と聞きながら日本に1ヶ月ほど帰国。で、戻ってきたら、この感じ。

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ビーチもゆとりあるー。


というのも、2月に入ってから「46年ぶりの大洪水」があって。» Byron Bay floods after receiving heaviest rainfall in almost half a century

普段はほとんど雨なんて降らないのに、一週間くらい大雨と雷が続き、「なにこれ?」と思っていました。地元民たちも「なにこれ?」だったらしく。

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こんなふうになっていて、歩いて通れない道だらけ。

オーストラリア東海岸ではつい最近まで「森林火災」がひどかったのですが、この雨でほとんどが消火されたらしいです。しかし今度は「大洪水」の被害が。ニュースの見出しに「From Fire to Floods(炎から洪水へ。Fでかけて遊んでる)」とかって書かれていたのは苦笑いしました。


やっと晴れてきたときに久々に海に行ってみたら、面白いことになっていました。

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なんかビーチが汚い泡だらけ……。このまえは海藻だらけになっていたんだけど、今度は泡ですか。なかなか新鮮な光景だったので調べてみました。

これは「カプチーノ・コースト」という名前がついた、珍しい自然現象らしいのです。叩きつけるような大雨が長期間降り続き、そこに強風が吹き荒れることで、海のなかが上下に激しくシェイクされ、プランクトンや有機物が撹拌されて泡状になるそうです。まさに「カプチーノ」を作る原理でできあがる「コースト(海岸)」って。。完全にネーミングで遊んでいる。

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まあ、ユニークな写真が撮れたのでいいんですが。世紀末感。人類の滅亡がすぐそこに見えるような気がしました笑

* * *

そんな感じで、雨続きなことがわかりきっているので、観光客は離れてしまっているみたいです。バックパッカーも次々に出ていってしまいました。

どうやらブリスベン〜バリナあたりまでの東海岸エリアに住むオーストラリア人は、その日の天気を見て「晴れたからバイロンベイでも行こうか!」と日帰りで訪れることもあるらしく。だから雨だと、あからさまに来る人が減ってしまうんだって。

そこにコロナの影響もあり、、観光ビジネスは大打撃ですね。こっちでもホテルなどが潰れてしまわないか心配です。


今回は暮らしの日記という感じではなかったけど、天気は大事な問題ですね。異常気象を身をもって体感し、ちょっとどうしようかなーとなったりしています。


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