町尾もむ

三度の飯よりごはんがすき。

町尾もむ

三度の飯よりごはんがすき。

マガジン

  • もぐもぐ

    今日食べたものが明日の自分になる、とはよく言うけれど。

最近の記事

  • 固定された記事

少食だけど食いしん坊🍳

「わたしすごく食いしん坊だけど、少食なの」って言ってもなかなか理解してくれない。  この自己紹介を分かってもらう為に、そしてそれに至った経緯をみんなに少し知ってもらう為にもnoteを始めてみました。  食いしん坊というと給食で一番早く食べてはおかわりをするために教室をダッシュする子というイメージが強いのだろうか。毎食よく味わっているけど、グルメ通とも違う。食べログで★3.5以上とか高級店の料理ではなくただただ家で作ったごはんやいわゆるスボラ飯でも胃が喜んでくれる。わたしは

    • なんちゃってヴィーガン体験記(前編)

       あらゆる食への興味から色んなことに挑戦してきた。ペットフードを実食したり食べ物を極限までに分解して食べてみるなどしたこともあった。   最近糖質制限でタンパク質の摂取のしすぎか、お通じが良くなく臭いおならがに悩まされていた。その解決策としていっちゃん菜食主義と同じ食生活をしてみようと思い立ったのだ。主義主張ではなく、ダイエット目的でもなく3日間だけヴィーガンになってみることにした。  本当は1週間以上継続しないとわからないであろうが、仕事柄肉魚を食べることを断れないため

      • ひとりは好きだけど、独りは嫌い

        くちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃくちゃ 気がつくと常に何かを口にしている。  期間限定10%増量中のガムボトルを2、3日で空にしてしまった。ガムの前は炭酸飲料だったが、絶え間なく飲んでいるとお腹が張って苦しいのでガムになだらかにシフトしたと記憶している。最初はダイエットの一環で小腹を満たすために実践していったのだが、次第に習慣になり満ち足りているはずなのに今では無いと生きていけない身体になっている。きっと本能的にどこかで寂しさや物足りなさ

        • まかないはおっかない

          入社2年目にして異動命令が出た。 新事業の飲食部門だ。リモートワーク中、電話での辞令にただ呆然となった。配属して少し経ってからずっと現在所属している部署に適性を感じていたし、仕事がうまくいっていないことは自他共に認めていた。突然の知らせにどこかホッとしている自分がいる。コロナ禍での異例の人事に期待と不安が入り混じる。期待されるポストとしてはランチ〜カフェタイムの運営らしい。 まだ経験が浅いので運営というよりはまずは店舗を回すことになると思う。職業に貴賎なし、とはいう

        • 固定された記事

        少食だけど食いしん坊🍳

        マガジン

        • もぐもぐ
          9本

        記事

          そのままお召し上がりにならないでください。

          まずは、そのままお召し上がりください。    よくある素材にこだわったレストランはこういう文言が多いし、ツウの蕎麦好きはつゆにつけずに麺をすするし素材の美味しさを味わうにはそのままが一番だ。  わたしは別の意味で「そのまま」食べてしまうことが多いように思う。サラダチキン、野菜、サバ缶に乾燥わかめなど本当にそのまま食べている。大きく分けて2つの理由があると思う。  ひとつは、単純に味・食感への興味からだ。たとえば、乾燥わかめをそのまま口に入れた時は想像以上のパリパリと塩気

          そのままお召し上がりにならないでください。

          幸せとお食事、運びます。

           いつか食堂かカフェかお店を出す夢がある。まだまだ実現には程遠いが、一歩近づくことになった。 ひょんなことから飲食店を手伝うこととなった。  銀座にある閑静なダイニングバー。お酒もデザートも美味しくヘルシーなメニューも取り揃えてある。わたしのお気に入りはサービスしてもらったヌガーグラッセ。私は不安と期待が入り混じりながら手伝える日に臨んでいるが、やはり不安の方が大きいかもしれない。  わたしは仕事ができない。本当に笑ってしまうぐらいできない。大学生の頃、百貨店に入ってい

          幸せとお食事、運びます。

          いっぱい食べる君が好き

          最近、久し振りに恋人ができた。 少し年上の料理上手な彼だ。ふるさと納税で包丁を新調してしまうほどのこだわりよう。ガサツな私にはない優しさと誠実さ、何よりていねいさを好きになってしまった。 何でも優しく許してしまうのがたまに傷だが、それでも食べることにおいてもすごく救われたことがある。 偏食でもまず食べれることを褒めてくれる。たまに過食して後悔してもいつも食べないんだから、となだめてくれる。少ししか食べれない、けど多くの種類を食べたい時は残りを平らげてくれる。そうして食べ

          いっぱい食べる君が好き

          働かざるもの食うべからず、

          働かざるもの食うべからず、ということは 働くならちゃんと食え。ということ。 社会人になって早半年が過ぎた。 身の丈に合っていないリクスー姿で電話の取り次ぎですらガチガチ緊張していた時期を経て、帰りにジムに通うぐらいには慣れてきたとは思う。相変わらず要領は悪く仕事はできないけれど、毎日必死に生きている。 自分の勤めている会社は始業時間がゆっくりな分、ちょっと定時が遅い。まだ残業という残業をしていないのが幸いだが20時頃終わりとなるとお腹ペコペコだ。とすると夕飯にありつけ

          働かざるもの食うべからず、

          カロリーはエネルギー!

          中国語では加油、と書いて「頑張る」の意味があるらしい。餃子の王将で起こした成功体験は自分の自信になった。 「なんだかガッツリしたものが食べたい…ちょっとしか胃に入らないけど。」 こういう時は、外食は大変なのだ。自炊ならば自分で調整できるが、ガッツリ系の店は大抵量が多いので恥をしのんで「半分より少なく」と注文をしなければならない。本当は半額にしてほしいが食べたいのだから仕方がない。じゃあお前は何で来た?と言わんばかりの店員の視線を感じながら料理をかきこむ。(ダイエッターは咀嚼

          カロリーはエネルギー!

          完食という呪い

          「残さず全部食べましょう。」小学生の時からよく言われたものだ。  でもよくよく考えてみると給食で配膳されたものは小学6年生の男の子や教員にとっても十分な量に設定されている。それを1年生のまだ胃腸が発達していない段階の子たちが同じ量を食べると言うのは無理な話ではないだろうか。  我が家も残さず食べることを徹底していた。もしお腹がいっぱいで完食できない時には母が「も〜まったく」と言っては私の夕飯の残りを平らげていた。母は体重を増やしてゆき、ついには彼女が何kgあるか教えてくれ

          完食という呪い

          ゼロでできた身体

          脂肪ゼロ、グルテンフリー、糖類off、低カロリー… 健康食品であることを謳っておきなら、人工甘味料やら色々な添加物が体のどこか別の場所をどんどん蝕んでいる気がする、と一緒に昼ご飯を食べていた友人は言っていた。食べたものは明日の自分になると言うけれど、ゼロは私の体のどこを構成しているのだろう?もしかしたら私は空っぽからできていたのだろうか?どこか私の存在感が揺らぐような焦りを感じた。 たしかに食べられなくて力が出ない、それじゃ動けない、食べる元気がないのループだと悪循環だ。

          ゼロでできた身体

          貪ると貧しいは似ている。

          ふと漢字が似ているな、と思ったこの日頃。 私が人生最大の体重になったのは大学3年生の4月だった。当時は新しく始めたカフェバイトが上手くいかず、恋人と別れ家族とも折り合いが悪かった。朝からカレーを食べてはカツ丼大盛りランチの後に別腹でデパ地下のケーキを買ってはデザートを食べ、バイト帰りは遅くにビールとつまみを買って家でやけ食い。その間におやつとしてスナック菓子を一度に数袋あけて絶えず食べる生活が続いた。その頃は食べる事がわたしにとっての最大の癒しで、幸せを感じ続けるために、起

          貪ると貧しいは似ている。

          初雪と揚げ餅のみぞれ汁

          首都圏で初雪があった日、バイト先で昼休憩の時間になった。  「よし、練習のために外食にチャレンジしてみよう」と意気込んだ。幸いにも忙しくない職場なので何を食べるかスマホで調べていて既にランチメニューは決めていた。 まずは大手チェーン店ならカロリー表示してあるから大丈夫。海老と帆立の香草レモン鍋定食、とっても美味しそう。単品ならあったかいし単品なのに176calで大満足(今のわたしにはもっとカロリーが必要なのだが外食する努力点を認める)。余裕があったら五穀ご飯小盛りを付けて

          初雪と揚げ餅のみぞれ汁