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改訂版 学びのティップス 大学で鍛える思考法

大学での学びって、どのように捉えていたら良かったのかなと、今更も今更手に取ってみた。あわよくば、ここに小学生に伝えられることもあるんじゃないかなとか、自分自身ができていない部分ってどんなところかなと問いを持ちながら読み進めた。

この本は
・Chapter1 あなたが大学で学ぶことの意味
・Chapter2 大学の授業・学習に適応する方法
・Chapter3 自ら学ぶ習慣を身につける方法
と3つのChapterに分かれ、全部で37のtipsが紹介されている。

タイトルだけ拾うと、例えば「大学教員はあなたの先輩である」や「ノートを撮ることは思考の整理になる」、「『鳥の眼』と『虫の眼』をもとう」などだ。

自分は、現役大学生活のとき、大きな目的もなく「人生の夏休みだ!」を堂々と掲げながら、大学生活=自分の「好きなこと」が気ままにできるという印象で大学へ飛び込んでいった。そりゃあ部活に旅行のお酒に、、たくさん楽しんだ。そうした経験で学べることもたくさんあったから、全く後悔はしていない。
でもこの「好きなこと」の中に、もう少しだけでも「レポートに真剣に向き合う」とか「ちょっと無茶な仮説を検証してみる」とか、そんな学問するみたいな時間が位置付いていたら良かったのになと思うこともあった。それが今の自分の立ち位置につながっているんだとも思う。

また、この本で紹介されていることの多くは、平易な言葉にすれば、そのまま小学生にも十分に当てはめることができる。どうして学校に来て学ぶのかなど、大学と小学校を比較した意義や目的、価値はずれてくるが、「学びの技法」として、本をたくさん読むこと、他者の意見を参照すること、ときに空気を読まない(同調圧力に負けない)ことなど、どれも大事だと感じる。

この本の中にあることは、ある程度意識的に行えているように感じたので良かった。やろうと思ってなかなかできていないのが「古典を読む」。なかなか引っ掛かりがあるというか、重たい腰が上がらない部分がある。少しずつ手を出してみた方がいいんだろうな。
私以上に、こうした学び方ができている人、めちゃくちゃたくさんいて、そういう人たちから私も見れば、甘ちゃんなのかもしれない。ただ、自分が自分をどのように評価しているのか、ということも大切に、自己認識を図りながら継続的に粘り強く学びを深めていきたい。

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