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考え方を柔軟に|4Pから4Eへのシフト

マーケな🐊です。
マーケティング界隈では有名な4P(Price・Place・Promotion・Product)。

普遍的な考え方に思われた4Pですが、
近年の価値観の変化や技術の変化によってその姿を変えてきています。

そして、4Pの進化バージョンとして提唱されているのが4Eです。
諸説あるのですが、個人的にとても納得がいったので、
どう横展開していけるのかなど、ふまえてまとめていきます!

4Eとはそもそも何?

Bay Bridge Digital というアメリカの会社が提唱している理論です。

Product(商品)→Experience (経験)
Price(価格)→Exchange (交換)
Place(場所)→Everywhere (どこでも!)
Promotion(宣伝)→Evangelist(伝道師)

Experience:商品から経験へ|こと消費

よく聞く言葉、こと消費。
お客さまは商品を所有することより、その商品の後ろ、
商品を購入することで経験できることにお金を払っているという考え方だと思っています。

軽い掃除機なら楽なそうじライフといつもきれいな空間。
アロマキャンドルならキャンドルをともしながらご自愛する時間。
などなど

特にこの頃は経験の部分により情緒的な要素が加わりつつある印象です。

Exchange:お金から物々交換へ|Shareする人々

メルカリなどの台頭により一生使うOR捨てるの選択肢のほかに
他の誰かに譲る
という選択肢が増えました。
そして、ここで得たお金は基本的に換金というより、
そのままプラットフォーム内で消費されることが多いです。

これはある種物々交換をしているといえるのではないでしょうか?
これこそがExchangeだと考えています。

Everywhere:どこでも購入可能

ECが発展したことにより、どこでも商品が購入可能な世界が出来上がりつつあります。

確かに、実店舗で購入する理由はまだありますが、
店舗のみ、例えば店舗の立地の利便性がビジネス成功の一番の理由になるようなことはないでしょう。

また、これはどこにでも競合がいるということにもなるので、
購入前のアクセシビリティーなどがどこで買うよりも重要になるのではないかと想定してます。ECはAmazon Pay入れましょう。

Evangelist:一方通行の宣伝はもう終わり

今まではマスメディアで広告を流し認知さえさせれば売れる世界でした。
しかし、今はモノや情報が溢れかえっているので
認知されてもすぐ他の情報にすり替わってしまいます。

そんなこのご時世ですがSNSの普及により口コミの力が強くなっています。
また、経験を販売していることでより深い顧客との繋がりができ
ファンになってくれるお客様も増えたのではと思います。

そんな人たちが伝道師となって周りに伝え
それがある種の宣伝になっています。

ファンマーケティングなどにも通ずる考えかもしれませんが
宣伝は伝道師型になってきているといえるでしょう。

どう活用していくのか

個人的に4Eの中でも一番重要になってくるのは
ExperienceとEvangelistだと思っていいます。

そして以下の流れを作っていくことが必要なのではないかなと考えています。

徹底的な顧客体験をデザインする
→ファンになってもらう
→一緒に盛り上げてもらう(Evangelist化)

今すでに商品を販売しているなら
・顧客が体験している価値を理解し、
・その経験をより深めるイベントや商品作りを行い
・拡散しやすい環境づくり

していく必要があるのかなと思います。

個人的に副業でCSを手伝っている会社があるので
顧客が体験している価値をまず理解するために
・購入してくれたユーザーのUGCを確認したり、
・アンケートをとってみて
仮説を立ててみようと考えています。

少しでも参考になったら嬉しいです。
では!🐊



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