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免疫チェックポイント阻害薬、抗PD-1/抗PD-L1抗体薬に関与している制御性T細胞

変化は不可避であること、そして、変化が発生したときには、嘆き悲しんだり、不平を言ったりするのではなく、変化を受け入れ、対処するのが賢明な策である

末期ガンに侵されていることを告げられた瞬間、その人の内部で大きな変化が起きる。診療室で告げられたひとことによって、自分にとって一番大切なことは何かが明らかになる。60秒前までこれ以上重要なことはないと思えたものが突然無意味なものとなり、それまでにないがしろにしてきたことや人が最も重要ではなくなるかもしれない(中略)末期ガンを告知された人々の脳裏には、さまざまな思いが浮かぶ。

がん細胞は追いつめられると、自分の抗原を隠したまま、免疫細胞の攻撃から逃れる(中略)がん細胞を守る細胞まで存在(中略)こうした輩を「制御性T細胞」(中略)ビタミンDは脂に溶け、体内に蓄積する「脂溶性」です。しかも、すべての細胞の核にまで入ることができるため、がん細胞の増殖抑制やアポトーシスをダイレクトに推進(中略)ビタミンDとのタッグでがんのアポトーシス作用をさらに高めてくれるのが、同じ脂溶性のビタミンA(中略)ナマコには「フロンドシドA」という抗がん作用のある成分が含まれています。それも驚異的な抗がん作用を有し、乳がん細胞の95%、すい臓がん細胞及び肝臓がん細胞の90%、肺がん細胞の88%が、ナマコのフロンドシドAによって死滅したという実験報告も残っています。このナマコの粉末は健康食品として日本でも販売されていますが、これを服用するときも生のナマコを一緒に食べたほうが、酵素が働いてフロンドシドAの細胞への吸収力を促進してくれます。

がんを患ったことのある人は、重症度にかかわらず(がんに命を奪われるよりずっと早くお迎えが来そうな人も含め)、すべて 「サバイバー」(生き延びた人)と呼ぶのだ。

感情を抑えバランス感覚を保ちつづけるのは、その道の達人ですら困難である。そのためにはこれまでたどってきた道程を、全面的に修正しなければならなくなるからだ。大きな失敗を犯したのか、それとも小さな失敗なのに命取りになったのか。生と死を分けるのは、誤りを見つけそれを修正できる能力であり、行路を引き返す決断力である。すみやかに自分の態度を修正して、正しい行動をとれるならば、たとえわずかな過ちを犯しても、どれほど過酷な環境も乗り越えることができる(中略)死にたくないと思うことは、現実を直視することと同じように重要(中略)常に何か、やれることはある。サバイバーは簡単には打ち負かされない。逆境にあきらめることはない。状況(ビジネス環境も健康状態も)は常に変化することを受け入れる。そして勇気を取り戻し、すべてをゼロからやり直す(中略)サバイバルを目指す状況では待機することが多く、また休んでいる時間も長い。それをうまく乗りきるには、自立と訓練がいる。しかし上手に待てるようになれば、退屈や絶望を感じない。人を生かすのは、生きようとする努力である。逆説的に思えるかもしれないが、要は生きる行為である。生きる努力を決してやめてはいけない。生きようと思わなくなったときに人は死ぬ。ほかの動物と違って、人は意志の力で死ぬことができる。

ビタミンDには、①制御性T細胞(※ブレーキ役)を誘導する寛容型樹状細胞を分化・誘導する、②制御性T細胞から制御性ケミカルメディエーターの分泌を促し、Th1とTh2(※抗原にオーダーメイド抗体で対抗するアクセル役)を抑える、③寛容型樹状細胞の抗原提示力を弱める、④抗体を産生するリンパ球への過剰な成熟・分化を妨げる、⑤リンパ球の過剰な抗体産生を妨げるといった働きがあり、免疫反応のブレーキ役である制御性T細胞の働きを助けて、行きすぎた抗原抗体反応を制御する働きがある(※もう一つのアクセル役のTh17は抗体作るのではなく好中球活性化させ自然免疫の炎症を広げる。免疫樹状細胞はアクセル3種類、ブレーキ1種類を踏み分ける)(中略)免疫と炎症は表裏一体。炎症とは、組織が障害されたときに起こる、修復へ向けた生理反応(中略)獲得免疫も自然免疫も炎症反応の一種(中略)ビタミンAが不足するとホーミングが阻害されてフードアレルギーなどのアレルギー疾患の引き金に(中略)制御性T細胞のホーミング(※免疫寛容)がうまく起こらないと経口免疫応答が働かなくなり、食べ物のタンパク質を敵と見なして攻撃します。これがフードアレルギーの発生のメカニズム ※引用者加筆。

免疫機能が活発になりすぎると、自己免疫疾患がおきて、自分の臓器や組織に障害を起こす(中略)制御性T細胞(※Treg細胞)が、免疫反応調節をしています。がんが増殖しつづける理由のひとつは、がんのまわりに制御性T細胞(※Treg細胞)が集まって、キラーT細胞(※Th17(ヘルパーT17)細胞系)の働きを抑制していることにあると考えられています。※引用者加筆.

達人は根源的に普通の人とは違っている。実際、達人の体や頭脳は普通の人のものとは根本的に異なっており、情報を認知、構成、記憶する能力は普通の人の持つどんな能力もはるかにしのいでいる。

確信的なアイデアは、小さな質問の積み重ねだということを理解するのが、とても重要(中略)ひらめきを生むきっかけは「質問」であり、小さな質問にとてつもなく大きな力がある。つまり、いい質問をすることがカギになる

ジム・トリップはマウントフッドのスキーパトロール隊の隊長で、わたしを事務室に招いた(中略)彼は年寄りのサーファーに見えたが、実は誰よりもマウントフッドのことを熟知していた。ピッケルだけで墜落から身を護れるかと尋ねると、彼は大笑いして、「ザイルが一〇メートルたるんでいたら、それだけで落ちてしまうね。だが本当の達人だったら、たぶん、たぶんだよ、たぶん、なんとか踏みとどまれるかもしれない(中略)「サバイバルした人は (事故を回避した人も含む)、新しい情報に、既成のパターンを当てはめることはせず、むしろ新しい情報に基づいて、自分のメンタルモデルをあらたに作り直そうとする(中略)困難な事業は細分化する(中略)サバイバーは状況が絶望的だという考え方は絶対にしない(中略)そして部外者からすれば絶望的に見える現実を直視しながら、成功の期待を抱いて行動する。

メシが食えるとか、プロだとか、そういうことが達人の基準ではない。トレランスを自分の意思で極度に狭めることができる人。トレランスを守った上でのオーバースペック。これが達人なんだよ。

トレーランス tolerance 寛容というのは、ジャン=ジャック・ルソーと争った、モンテーニュの啓蒙思想が最初(中略)モンテーニュは寛容の人でした。カトリックとプロテスタントの両方を和解させようと努力をしていましたね。それでボルドー市長に推された。デカルトでも、そうでしょう。ジョン・ロックも「寛容論」を(中略)ライプニッツだってそうです。『モナドロジー』みたいな発想(中略)自分が争う相手に対して寛容でなければいけない(中略)カール・バルトたちの思想というのは寛容(中略)一番学ばなければいけないのは、寛容(中略)プロテスタントとカトリックは、あれだけ殺し合いをして両方とも殺し切れないということがわかったところから寛容が出てきた。

免疫寛容の立て役者となるのは、制御性T細胞と呼ばれる「Treg(ティーレグ)」。ビタミンDはこの制御性T細胞の発現と機能に重要(中略)筋肉の受容体にビタミンDが結合すると筋肉のタンパク質合成を促進(中略)ホーミング(※抗原を認識する樹状細胞)に関わるビタミンA(中略)背景にあるのは、免疫バランスの乱れ。ことに免疫の寛容を誘導してくれる「制御生T細胞」の不足が問題です。ビタミンDは制御性T細胞(※T-reg:ティーレグ)の働きを助けます(※癌はこの制御性T細胞使い免疫に自分が攻撃されないようにすることができる)※引用者加筆.

樹状細胞というドライバーは、実は1つではなく、なんと4つの免疫応答ペダル、Th1細胞系とTh2細胞系というアクセルに加え、「Th17(ヘルパーT17)細胞系(※抗体産生ではなく炎症に対しての白血球の半分以上のシェア占める好中球の活性化、さらにカビ、細菌やがんに対して素早く処理できる)」というもう一つのアクセルと、そして「Treg(制御性T)細胞系(※抗炎症系。このTreg細胞優勢時、がん細胞の排除に関与するTh1細胞系が抑制されTh17が作られにくくなり、がん細胞が排除されなくなる可能性が)」というブレーキの4つを踏み分けている(※ビタミンD不足で樹状細胞バランス崩れ、適したリンパ球の抗体生産スムーズにできなくなる)(中略)(※癌と戦うT細胞の)Th17細胞は日頃、腸の粘膜固有層というところに多く存在(中略)Th17細胞の活性は「経口免疫寛容」を司るTreg細胞(※抑制。ブレーキ役がTreg細胞)と表裏一体(中略)彼らの活躍の場も、粘膜周辺(中略)ビタミンDが不足すると、適切に細胞の分化誘導が行われないため、がんなどの疾病が増加(中略)リンパ球などの免疫担当細胞にもビタミンDのレセプター(受容体)(中略)ビタミンAはニンジンなどに含まれるβカロテンから体内で合成できることになっているので、一般的には欠乏は起きないことになっています。しかし実際は、βカロテンからビタミンAの合成がうまくできない体質の方がいる(中略)ビタミンAを豊富に含有している食品は、レバーやウナギなど、あまり日常的に摂取されない食材なので、実はふだんの生活で気付かないうちにビタミンA欠乏になっている ※引用者加筆.

ビタミンDががんの進行を遅らせる(中略)結核も、ビタミンDレベルを保つことで発症を予防(中略)活性型ビタミンDはがん細胞の成長を抑制(中略)βカロテン(体内でビタミンAになる)(中略)βカロテンには、がんの発生を抑える働きもある(中略)皮膚がん治療にビタミンA(※が使われている)(中略)白血病やリンパ腫、黒色腫でもビタミンD欠乏が多少なりとも関わっている(中略)ビタミンD不足が関係すると思われる病気 乳がん 大腸がん 卵巣がん 前立腺がん 虫歯 骨粗鬆症 骨軟化症 高血圧症 糖尿病 心臓病(中略)ビタミンDが、悪性黒色腫をはじめとする深刻ながんの予防  ※引用者加筆.

腸や血液中に短鎖脂肪酸が多いと、この制御性T細胞(Tレグ)がたくさんつくられるようになる(中略)未熟なT細胞がいろいろなタイプへと分化していく際、短鎖脂肪酸の一種の「酪酸」が多いと、制御性T細胞(Tレグ)へと成長する細胞がとても多くなる(中略)短鎖脂肪酸の到来が「脂肪を燃やしてエネルギーを消費しろ!」というシグナルになっている(中略)脂肪細胞にはじつは短鎖脂肪酸をキャッチする受容体がついていて、短鎖脂肪酸が来ると、そのとたんに脂肪の取り組みをやめる仕組みになっている

満腹ホルモンは脂肪細胞に脂肪が溜まりはじめたのを合図に分泌されます(中略)もし脂肪細胞に脂肪がぎっしり溜まっていると、少しくらい脂肪が溜まっても、脂肪細胞はそのことに気づかず、満腹ホルモンは分泌されません。脂肪細胞に余裕がないといけないのです───日本医科大学 太田成男教授(著書名失念)

免疫細胞の働きをコントロールし、サイトカインストームによる重症化を抑えるレギュラトリーT細胞(※制御性T細胞)は、腸内に数多く存在(中略)レギュラトリーT細胞がいなければ、危険でもないのに免疫が活性化し、必要のないサイトカインを産生し、腸の炎症を引き起こしてしまいます(中略)このように重要な働きを担うレギュラトリーT細胞の減少や機能低下が、肥満によってもたらされる(中略)肥満が悪化して糖尿病へと至れば、こうした全身性の症状はさらに深刻なものとなります。※引用者加筆.

ビタミンD3はバランスのとれた保護的な免疫応答を促す(中略)免疫系に十分な強さがないと、腫瘍が優位に立つ

ビタミンDは一部の遺伝子、とりわけ、がん遺伝子の発現を制御(中略)1食分に十分なビタミンDを含むのは、タラの肝油だけだ

COVID-19によるサイトカインストーム(中略)ビタミンD不足だと、サイトカインストームを起こすなどCOVID-19患者の転帰が悪くなる(中略)免疫細胞は一つ残らずビタミンDの受容体を持っています。ですから、免疫タイプがなんであろうと、ビタミンDはあなたの免疫系を強化(中略)ビタミンと呼ばれていますが実はホルモン

ビタミンDはがんと診断されるリスクを下げるだけでなく、がん患者の生存率も高める

単離された乳タンパク質は人気の「ケトン誘導」や「低炭水化物」プロテインバーによく見られる原料だ。これはハイパフォーマンスの脳にはありがたくないしろものだ。乳タンパク質は炎症を起こして、ミトコンドリアの機能を低下させる(中略)乳タンパク質は直接ミトコンドリアを劣化させるだけでなく、ミトコンドリアを修復し強化することができる栄養素の吸収まで阻んでしまうのだ。あなたはおおかたこう考えているだろう。「バターはミルクから作られるんじゃなかったっけ?」そう、厳密にはバターは乳製品だ。ただしほとんど乳タンパク質を含有していない。大さじ1杯のグラスフェッドバターには、乳タンパク質が0・1グラム、乳糖はほとんど含まれていない(中略)動物実験によると、バターに見つかる短鎖脂肪酸の酪酸は「ミトコンドリアの機能と生合成を向上させる」(中略)牧草を食べ、好きなように動きまわる自由をもつ鶏が産んだ卵は、ビタミンAと抗酸化物質を含んでいる

ヨーグルトや乳製品から短鎖脂肪酸を得ようとする場合、放射性物質に関する知識が必要である。放射性物質の95%はヨーグルトの上澄みである乳清(ホエー)に濃縮されている。ヨーグルトには牛乳や豆乳の放射性物質も濃縮されている。免疫寛容に必要な短鎖脂肪酸をサポートする食品選びは、慣れの問題です。富裕層にはフコイダン。私たち貧乏人はもずく酢でいい重要なのは、加圧して有効成分を細胞に押し込むことだ。私自身、個別にお返事する時間はないのですが、「ギックリ腰チャンネル スペース 調べたいワード」でnote内検索していただければ、詳しく検証した記事が見つかると思います。


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