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【デジタル人材育成・DX研修で組織の成長を加速】組織力向上のための効果的な研修設計・実施の秘訣

こんにちは!ワミィの石川です。
この度ワミィでは、5月10日に新サービスとして「デジタル人材育成・DX研修」の提供を開始しました。
当サービスはエンジニア採用コンサルティングで培ったノウハウを活かし、課題整理からカリキュラム設計、研修実施、受講後のフォローアップまでトータルで行い、お客様の本質的な題解決のために伴走するサービスです。
お客様の業務に沿ったオーダーメイドの研修設計により、自社の課題に見合う最適な研修を提供します。
今回は代表の伊藤にリスキリングや学び直しを軸に、デジタル人材育成や社内研修に対する考え、外部業者を選定するポイント、効果的な研修設計の秘訣について聞きました。


伊藤 和歌子(いとう わかこ)
ワミィ株式会社 代表取締役
大学卒業後、ニフティ株式会社に入社。ニフティではシステムエンジニアとしてアプリケーション設計・開発やインフラの運用等に従事。
2009年より、京セラ関連IT企業の人事部責任者として、採用・育成・制度設計・労務・理念浸透・全社プロジェクト統括など幅広く担当。
2016年10月 ワミィ株式会社設立。
「エンジニアの力をすべてのチームに!」をコンセプトに、「エンジニア出身の採用コンサルタント」がお客さま企業の支援を行う採用コンサルティングサービスを展開。

学び直しやリスキリングについて話題になりましたが、学び直しやリスキリングについてどのようにお考えですか?

首相の国会答弁における学び直しやリスキリングというキーワードが今年のはじめに話題となりましたが、そもそも社会人になってから学び直すという行為自体は今に始まったことではなく、これまでも多くの方が取り組まれてきたことだと思います。学び直しというと、大学院に入り直す、資格を取得するなど目に見える形態での学習を想像し易いかと思います。ですが、それだけではなく日々の生活の中で新しいツールを習得したり業界動向の分析、IT業界の動向把握などの「小さな学び」も含めて学び直しだと考えています。
つまり特別に「今から学び直そう」という概念ではないと思います。
その上で、首相の発言は助成金制度の活用など、多くの企業や従業員にとって取り組みやすい環境整備が進む好機になったと思います。企業や従業員がスキル向上を目指せば、企業にとっては企業全体の組織力向上につながりますし、従業員にとってはスキル/キャリアップや給与アップの可能性にも期待できますので双方にとってwin-winになるのではないでしょうか。

代表の周りでも、企業や従業員個人の意識の変化を感じていますか?

最近特に感じますね。例えばあるお客様では、エンジニアのキャリアマップの作成に向けて体制を整えようという動きが見られます。従業員にキャリアの幅を持たせ、意識向上の土台となることを狙いとしているようです。
また昨年から講師として登壇している東京都TOKYOデジタルキャリアフェア<IT・デジタル業界研究セミナー>(※)では年齢や性別、世代を問わず、IT業界について理解を深めたい方々がご参加くださいました。未経験からIT業界へのキャリアチェンジをテーマにしましたが、参加者の意識の高さを体感することができました。
https://digital-career-fair.com/it-digital-industry-research/

バックオフィスなどの非IT部門においてもIT/DX化の必要性が高まっていると思いますが、やはり急務として進めていくべき事項なのでしょうか。

必要性が高く、急務であると思っています。既に始まっている少子高齢化問題やそれに伴う労働人口の減少は避けられない問題ですので、各社が優先的に取り組み、少ない人数でも会社を回せていけるようにしないといけないと思います。

実務と並行しながら進めるのは大変ですよね。取り組みやすいDXの例はあるのでしょうか。

これまで人が丁寧にやっていた業務はIT化/効率化による効果は見えやすいので、取り組んでみたらいいのではないでしょうか。例えば紙で申請していたものを業務フローの改善と一緒にSaaSツールを導入するなどが挙げられると思います。とはいえ、そもそも推進する人手が足りないことも多いので、ツールを導入するだけでうまく活用できない事例もありますね。

取り組みやすい内容でも障壁はありそうですね。
では推進する体制も含めて、DX推進における進め方のアドバイスをお願いします。

前述のように、社内でやろうと思ってもうまくいかないパターンもあります。一つ選択肢として入れていただきたいのが外部をうまく使うということです。企業の課題や進めていくべき項目がどこにあるのか、第三者の視点で見てもらい、現状の業務フローを共有、把握・課題の洗い出しまで行ってもらうのが良いと思います。
社内だけで推進すると、他業務と兼務で進めることになるケースが多く、時間がかかり推進自体が難しくなる懸念があります。外部に頼ることで実行まで移せるので、まずは相談してみることが大事だと思います。

ではDX推進やIT人材育成を外部に依頼する場合は、どのようなことをポイントにすればよいのでしょうか。

特定のプロダクトを薦めてくるのではなく、フラットな視点でコンサルしてくれる会社がいいと思います。DX化の一番の目的は、特定の業務の効率化だけではなく会社全体の最適化です。
特定のツールを入れることで特定の業務の効率化を図りたいという、一つの課題を解決しようとするというより、業務、部署、そして組織全体の現状把握から課題をつきとめ、あるべき姿から必要なツールや手法まで丁寧に提案してくれる会社が良いと思います。全体の現状把握を行わないと、短期的な効果で終わってしまう可能性があります。

人材育成を外部に依頼する場合、業者選定のポイントを教えて下さい。

研修サービスというと大きく分けて研修動画コンテンツを提供している企業と課題に応じてカスタマイズした研修を企画/運営する企業の2つに分類できます。
どちらのサービスを利用するかは、何を解決したいか、どのスキルを社員に身に着けさせたいかという目的によって使い分けるのが良いと思います。
例えばビジネスマナー研修やITリテラシー研修、プログラミング知識などの汎用的な内容であれば動画コンテンツサービスを利用するのが良いと思います。一方で、自社の固有の課題にフォーカスした知識やスキルを従業員に身に着けてもらう場合は、オリジナルの研修カリキュラムを設計してくれる企業が良いと思います。

研修目的によって使い分ければ良いのですね。

課題が明確なのであれば解決に向けた研修コンテンツを受講すればよいのですが、そもそも課題の認識がずれている場合もあるので注意が必要です。業務や組織全体を見て本当の課題が何であるか、本質的な問題は何であるか、初めて発見されるケースも多くあります。
そのため業者選定を行う場合は、課題の認識についてどこまで俯瞰して捉えることができているか、見極める材料の一つとしておいてください。

“受講して終わり”ではなく、研修を日々の業務へ活かして欲しいというのが運営部門の願いであるとも思いますが、自社に見合った研修設計はどのように行えば良いのでしょうか。

Excelスキルの研修を例に挙げると汎用的なExcel機能の説明を行った上でサンプルデータを用いて実践練習をするという形態が多いかと思います。しかし、実際の業務では全く関係の無いデータを扱うことになりますので、機能について理解はできても実務上では身に着いていないというケースが多く見られます。そのため、実務で扱う事例を取り上げて研修を実施することがポイントになります。実際に使っているデータやシートを利用して行うとすぐに業務に活用できるようになります。

自分の業務につながる研修だと従業員側も研修に出ることでスキルアップや効率化に繋がりそうですね。

抽象的概念を取り入れる研修も必要なのですが、そればかりになると研修と業務に乖離が生じ、研修を行う意義が不透明になってしまうと思います。業務を具体化し研修に落とし込むことで小さい成功体験を積み重ねることが大切です。
講師と受講者(従業員)との溝をどのくらいまで埋められるか、どこまで伴走してくれるかというのがポイントだと思います。


ワミィでもデジタル人材育成・DX研修のサービスが開始されましたが、実績について教えてください。

当社ではある特定の研修コンテンツをパッケージ化して提供していないので、実績をお伝えすると様々な内容となってしまうのですが、特徴的なご支援内容としては以下を挙げさせていただきます。
・<求職者向け>IT・デジタル業界研究セミナー 講師
・<人事担当者向け>IT職種対象 キャリアマップ基準設計 講師
・<エンジニア採用担当者向け>基礎トレーニング/社内アカデミー講演
他には、様々な企業様に向けて採用面接官向けのスキルアップトレーニングなども実施しています。(※)
https://wamii-training.studio.site

こうして見ると、様々な研修を提供していますね。

弊社ではお客様の本質的な課題の解決、さらには全社最適化を目指して伴走したいという想いがあります。
そのため、お客様の業務内容のヒアリングから現状分析や課題の抽出を経てカリキュラム設計しますので、実績として並べると研修内容のバリエーションが多く見えると思います。

弊社ではHR領域、IT/DX領域などを得意としておりますので様々なご相談を受けとめ、多角的な視点で解決策を提示することができます。
無料相談も実施していますので、是非お気軽にお声がけ下さい!

ありがとうございました!

サービスページ:https://wamii-training.studio.site
プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000023430.html
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