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#67 当時同じ夢を持って働いていた仲間達は今どうしているのか

4月入社の新入社員を見ていて、新人時代の僕と重ね合わせた時、ある同期の顔が浮かんできました。その彼と僕とは1週間違いで入社して、同じ現場で修行しました。その後、彼は突然退社してしまいました、年齢も近くお互いライバル視していたその彼とはよく仕事に対しての考え方や、お互いの価値観の話をよくしていましたし、お互いの夢なんかも良く話していました。僕は北海道から上京し、彼は広島から上京していたためにお互いの境遇が似ていたので、特に親近感があったように思います。その後彼とは会う機会がなくなってしまいました、風の噂で、もう飲食を辞めてしまったらしいという話は聞いていましたが、なんだか寂しい気持ちになったのを思い出します。
#同期入社は意識するよね

僕個人の所感では、僕と同時期に飲食業に入り、今尚、同じ業界で現役で働いている人は1割いない程度かなぁという感じです。以前飲食の廃業率について触れていますので、興味がある方は下記の記事をどうぞ。

飲食の離職率は概ね高い傾向にあります、コロナ禍に見舞われた、この数年間でさらに飲食離れが進んでいるようにも見受けられ、日本全体の経済状況も良くないこともあり、飲食業界全般で閉塞感が強まっているように感じられます。

令和3年上半期の厚生労働省資料

飲食業界は、日々多くの人々が利用する重要な産業の一つです。しかし、その一方で、飲食業界は非常に離職率が高い職業であることが多くの人々に知られています。この高い離職率には、さまざまな原因があります。そこで、その原因を僕なりに考えてみました。まず、飲食業界の離職率が高い原因の一つは、労働条件の厳しさです。多くの場合、飲食店での労働は、長時間勤務や休日出勤、繁忙期の残業などが求められ、非常に厳しいものとなっています。また、賃金が低いことも、離職率を高める原因となっています。
#労働生産性が低いんです

次に、勤務形態の不規則さも、離職率を高める原因の一つです。飲食店の多くは、夜間や週末、祝日などに営業しており、そのためスタッフは不規則な勤務を余儀なくされます。このような不規則な勤務形態は、生活リズムを乱し、ストレスを引き起こすことがあります。そしてストレスといえば、人間関係のストレスも、離職率を高める原因となります。飲食業界では、ゲストとの接客だけでなく、同僚や上司との人間関係も重要です。しかし、人間関係がうまくいかない場合は、ストレスがたまり、職場環境に不満を持つことになります。
#土日は全く休めない

また、飲食業界のイメージの悪さも、離職率を高める原因の一つとなっています。飲食業界は、厨房での労働や、お客様のクレーム対応など、過酷な労働条件があることが多く、【ブラック企業】が多いイメージがあります。このようなイメージが、仕事へのモチベーションを下げる原因となっているのも実際、僕がみてきた中でも多々そのようなケースもあります。
#好きでなければ続けられない仕事

次に、今後のキャリアの不透明さも、離職率を高める原因の一つです。飲食業界は、スキルアップやキャリアアップの機会が限られていることが多く、今後のキャリアの見通しが不透明であると感じるスタッフも多いです。このような状況が、長期的なキャリアプランを持たないまま転職することにつながることがあります。現代は情報の変化のスピードが速く学び直しをしていかなくては時代についていけなくなってしまいます、適度に情報をアップデートして自分なりのキャリア形成をしていかなくてはならず、そのための選択肢がないのも問題かなぁとは感じています。
#社会に出ても学ぶことが大事だよね

また、人手不足と業績の不安定性も、離職率を高める原因の一つとなっています。飲食業界は、常に人手不足に悩まされており、従業員がいない状態で営業することもしばしばあります。また、季節や時期によっては、業績が不安定になることもあります。このような状況が、従業員にとって不安定な職場環境を生み出し、離職率を高めることにつながることがあります。コロナ禍で営業ができなくなり、さらにその不安感が強まった気がしています、ある種の【トラウマ】ですよね。
#常に人材不足に悩まされる業界

最後は、完全に僕の主観なんですけど、業務の単調性も、離職率を高める原因なのかなぁなんて思います。飲食業界では、同じ仕事を繰り返すことが多い気がしています。毎日が同じルーティーンで同じ作業をずっと続けることに飽きてしまい、やがて従業員はモチベーションを失ってしまう。僕は常に変化を望むので単純作業が嫌いなのもあるんですけど。
#子供かっ

以上のように、飲食業界の離職率が高い原因には、労働条件の厳しさ、勤務形態の不規則さ、人間関係のストレス、業界のイメージの悪さ、今後のキャリアの不透明さ、人手不足と業績の不安定性、業務の単調性など、さまざまな要因があります。これらの問題を解決するためには、労働環境の改善や、働き方改革などが必要であり、従業員の定着や、業界全体の発展につながる事をしていかなくてならないと思います。
#ちゃんと次の時代にバトンタッチしていかないと

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