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高齢者のウォーキング指導のポイント

ウォーキング講習会を開催すると、参加者の半数は70代以上とご高齢の方が参加していただけます。
その場合、ウォーキング指導で注意したいのが、加齢に伴う歩行の変化です。つまり、高齢者の歩行の特徴とそれに対するアドバイスの方法を知ることで、その方々へのアドバイスがより具体的になります。
では、歩行は加齢に伴いどのような変化が起こるのでしょう?
本日は高齢者の歩行の特徴について調べてみました。


高齢者の歩行の特徴

今回紹介する
健常男子の最大速度歩行時における歩行周期の加齢変化
では

各年齢群における歩行速度の平均値は60歳代からの低下が顕著であった. 歩幅と年齢との間には負の相関があった . 各年齢群における歩幅の平均値は60歳代から低下が顕著であった. 歩行率と年齢との間にも負の相関があり , 歩行率は加齢にともない直線的に低下していた.

とも報告されています。
つまり、加齢に伴い
・歩行速度が低下
・歩幅の減少
・歩行率の低下
が特徴です。この歩行を続けると、身体への影響として
・股関節伸展可動域の低下
・ハムストリングスや大臀筋の筋力低下
・体幹の筋力低下
などが考えられ、より全身状態の低下につながることが予測されます。

まとめ

加齢に伴い、歩行の変化が生じ、それに伴い全身状態が低下していきます。効果的なウォーキングをお伝えすることで、歩行速度、歩幅、歩行率の改善は可能となり、全身状態の向上も見込めます。
ウォーキング療法士としてしっかりと効果のあるウォーキングを指導していきましょう。
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療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

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