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ウォーキングで認知症予防

現在、日本は超高齢化社会になっています。内閣府の調査では、65歳以上人口は、3,589万人。
総人口に占める65歳以上人口の割合(高齢化率)は28.4%となっています。さらに、「65歳~74歳人口」は1,740万人、総人口に占める割合は13.8%。「75歳以上人口」は1,849万人、総人口に占める割合は14.7%で、65歳〜74歳人口を上回っています。
ウォーキング教室に来る人も認知症予防を目的にくる人も多くいます。
では、ウォーキングで認知症は本当に予防できるのでしょうか?
本日はウォーキングによる認知症の予防効果について調べてみました。

週1回でも仲間と歩くことが大切!

今回紹介する
ウォーキング・プログラムの実施による認知機能低下の抑制効果に関する研究
では

介入群には、週1回90分のウォーキングプログラムを全12回(約3か月)実施した。プログラムには2名のファシリテーターが配置された。プログラムの内容は、行動変容理論(セルフ・モニタリング、スモール・ステップ法、セルフ・エフィカシーの向上、行動の強化等)を活用したグループ活動を中心としたものである。プログラムでは、1日7,000歩から8,000歩の生活歩数と1日30分週3日の早歩きを習慣化することを目指した。参加者は、日々の歩行状況をウォーキング・カレンダーに記録し、週1回のプログラムでカレンダーの記録内容を報告し合った。

(中略)

認知機能については、対象者全体で分析した場合には有意な介入効果は示されなかったが、MMSE が26 点以下の群(介入群16名、統制群15名、計31名)を対象に分析したところ、図4のように、注意・遂行機能を反映したTMT-B課題で、有意な介入効果が示された

と報告されている。
つまり、日々のウォーキングを実施し、仲間と報告しあうことで認知症予防に効果的なウォーキングを継続できることが考えられます。

まとめ

ウォーキング療法士は理学療法士、作業療法士だからこそ可能な根拠のあるウォーキングをお伝えしています。
そのため、効果的な歩き方、継続するためのコツ、などの指導が可能です。
ウォーキングを指導し、その方の悩みをサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

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https://iairjapan.jp/wt/



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