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ゆっくり歩くことのメリット

ウォーキングは”早く歩く”ことによって得られる効果と、”ゆっくり歩く”ことによって得られる効果が変わります。ウォーキング療法士のお伝えする講習会では”早く歩く”ことについてお話しすることが多くあります。それは、参加者の皆さんがダイエット、血糖値コントロール、コレステロールの減少などを期待しているためです。
では、”ゆっくり歩く”とどのような効果があるのでしょうか?
本日はゆっくり歩くことの効果について整理していきましょう。


目的によって歩き方をかけてください!

今回紹介する
12か月間の歩行運動介入が高齢者の睡眠に与える影響
では自己爽快ペースであるく研究がされており、

自己爽快ペース歩行とは爽快感を感じながら自分のペースに合わせて歩行することを意味し先行研究によって,快感情の賦活や活気の増大,緊張および不安の減少が生じることが明らかにされている歩行方法である.

つまり、自身が気持ち良いペースで歩くことの効果を研究しています。
その結果、

高歩行運動群すなわち介入期間中の歩数増加を維持した対象において,介入前と比較して6か月後および12か月後の時点でESSの有意な改善が,また介入前と比較して12か月後の時点でPSQI総合得点,「主観的な睡眠の質」,および「睡眠妨害」の有意な改善が確認された。

(中略)

このことから,積極的に歩行運動を実施し,介入期間中の歩数増加を維持していた高歩行運動群においては,歩行運動の効果によって睡眠が改善したと考えられる.

この報告から、睡眠の質を高めるためには、いつもお伝えしている”少しきつい”と感じている歩行より、自身が『気持ち良い!』と感じられる歩行速度で歩くことがポイントと考えられます。

まとめ

ウォーキング療法士は理学療法士、作業療法士だからこそ可能な根拠のあるウォーキングをお伝えしています。そのため、効果的な歩き方の指導が可能です。
その効果への期待は人それぞれ違います。しっかりとその方の期待している効果が得られる指導をしていきましょう。
ウォーキングを指導し、その方の健康寿命をサポートしてみませんか?
療法士として、社会貢献ができる手段がウォーキング療法士です。

ウォーキング療法士の詳細はこちらから
https://iairjapan.jp/wt/


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