前藤くん、あなたは、何だか不思議な人なんだよ。 あなたに対してときめいたり、恋心のような燃える思いを傾けたことはない。 あなたは既婚者で、奥さんがいるのだし、そうでないにしても、あなたみたいな人に恋をすることはないと思う。あなたみたいな、人の心に真に想いを馳せることが出来ない壊れた人には。 それでもあなたの匂いは、あなたの手は、あなたの横顔は、なんでこう、色っぽいのだろう。 わたしはいつも、あなたを抱きたい。あなたに抱かれたい。そんな色っぽいと思う男がいつも隣にいてご
今日も会いたいんだよ って言えばいいのに 「君はそうは思わないだろう」と思って 言わない 言わない 言えないよ ひとりであれもそれもするって言って 「一緒にやろう」待ち。 いつまでも、どこまでも 君に誘われるのは嬉しくて それを待っている 僕から誘うのはなんだかおこがましいな もうお腹いっぱいだと 言われたくないんだ そう言われる気がしてこわいんだもの 穏やかに自然体で どこまでも君と一緒に過ごせたならば そう願ってやまない そんな願いはほどほどに、 またひとりの家
通勤電車 死んでゆく心 あの子には好きな子 僕に興味ないね 美味しいとこだけ持っていく いつもそう 僕も君もそうね 曇天が覆う月曜日 雨が降る? 透明の傘くるくると 滴る水、嫌悪して睨んだ 言葉を交わすリズム 4拍子 ありきたりな話だな 噛み合わなくてぶつかった ミスマッチ 痛かった? ううん、これは痛気持ちいい やめられないよね 抱きしめたとき君の その肩の無機質 僕の腕 ハマりきらないピース そこに明確にない愛が あったらいいと願ってた 流し目で僕をみる 虚ろ
流行り廃りって確実にあるよな、という話。 あんなに熱を帯びていた好きなバンドへの愛が、気がついたらそんなことあったなぁなんて思い出す程度に冷めていたり。二年前に好きだったあの人のことを今思い返してみても、なぜ、あんなヤツに熱を上げていたのだろうかと、まったく見当もつかなかったり。知名度が欲しい(単なる承認欲求)と思い、YouTubeのVlogを上げるのに熱心になっていたり(見返して恥しか感じないものは全て非公開にしたw)。 だからこそ、すべてのことは今しか推せないし
何だかあまりにも、君に対して明け透けに心を開き過ぎてしまったような気がして、それがよかったのかどうかを少し考えてしまうけれど、僕が自然と心をさらけ出せたのは君が今出し得る精いっぱいの素直さで、自然体でいてくれたからだと思った。 そこに少なからず邪な気持ちがあろうと、それも込みで受容できるというかそうしたかったというか……いや、ごめん。僕こそ邪な気持ちがあったに決まっていた、そんなの、正直なところ初めに会った日からゼロではなかった。異性であるという時点で、よほど嫌悪する場
きりがないんだよな。寂しさや孤独に終わりはない。そして誰かを独占して思い通りにするなんてこともできない。それを感じ取ってしまう隙をなくすほど、もっと自分に軸を取り戻していかねばならないのだろうな。一度平坦な位置に戻って、純粋な尊敬や好意をもつようにしよう
自己否定感が強いことをどうしても認識してしまう、自己肯定感が低い。先日行った原宿のヘアサロンで、そんな話をした。 彼はフリーランスの美容師として働いており、原宿のその店舗の一間を借りて営業をするというスタイルであるという。 資格や技術さえあれば、自分の得意を仕事にして独立していくことができるのだという良い例だなぁと、感心した。 その彼は言った。 「自己肯定感低いって言いますけど、ただその物事を至極冷静に真っ当に、本当に正しく判断してるだけかもしれませんよ」と。 本当はい
もう忘れよう いなくなった人のことなど 二度とここには 戻ってはこないのだから もう手放そう わたしを無碍にするすべて そんなもののために 傷つく必要はないの 誰がわたしを愛してくれる? 別の場所へ委ねた生きている価値 みんな通りすぎた過去、振り返る時間はないの 今を生きて 目の前のすべてが わたしを包む愛なのだと知ることからはじめて ここにしかないの 過去も未来も いつだってわたしは 今ここに生きている 分かって欲しくて 理解されなくて 行き場のない気持ちがやりき
いつも独りよがりで身勝手だった 自分が一番可哀想だなんてさ 僕はよほど驕っていたんだね 誰も見ちゃくれないなんて いつも君はそこにいたのに いなくなってから分かったんだよ 君がいた世界がどれだけ素晴らしいものだったのかを さようならはいつかやってくるんだって 訳知り顔で分かったふりしてるだけだった 結局いつも他人ごとなんだよ どんなことだって だからもっと君を 分かってあげようとするべきだった 当たり前に慣れすぎてしまっただけなのは分かってるけど それでももっと 寄り添っ