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腸漏れと、レンちん。

グルテンフリー&カゼインフリーに至った理由

 いきなりですが、「リーキーガット」という言葉を聞いたこと、ありますか?リーキーとは英語で「液体などが漏れる」という意味を持つ動詞リーク(Leak)の形容詞。そして、リーキーとは漏れている状態。腸は英語でガット(Gut)。つまり”リーキーガット”は”腸の粘膜に穴が空き、異物(菌・ウイルス・たんぱく質)が血中に漏れだす状態にある腸”のことを指します。日本語では「腸管壁浸漏(ちょうかんへきしんろう)」と言われているそうです。簡単に言うと、「腸漏れ」です。
僕がこの言葉を知ったのは、潰瘍性大腸炎の再燃で入院中の頃でした。
見舞いに来ていた妻に、食事の献立を見せて「日曜の朝はパン食なんだ」と話していたら、妻がビックリして「この本読んでみて!」と手渡されたのが、「ジョコビッチの生まれ変わる食事」という本。7年以上前のことなので詳細は覚えていませんが、ざっくり言うと、テニスプレーヤーのノバク・ジョコビッチ選手が、小麦を含む食事を止めたら、体調が良くなって勝てるようになった、ってな感じ。今では巷でよく聞かれるようになった、グルテンフリー。彼は2010年に『グルテンフリー』を始めて以来、2011年には全豪オープン、ウィンブルドン、全米オープンで優勝を達成し、世界ランキング1位に。以降、絶対王者として君臨しています。
(※小麦は遅延型(潜在性)フードアレルギーの原因物質のひとつでもあるので、なんとなく調子が悪いといった慢性的な不調の原因になっている可能性もあります)
 妻は、持病である副腎疲労の治療を通じて「分子栄養学」と出会ったことで、大腸を健全に保つことが免疫機構を正常にしてくれることを理解しており、そして大腸の粘膜の調子を乱す、「腸漏れ」を引き起こすものの1つとして、小麦(グルテン)が挙げられることを知っていたのです。大腸の粘膜の治療中にグルテンをお腹に入れることが信じられなかったようです。
 この本を読んで、妻の言うことがなんとなく理解できたので、その後看護師さんには、「パンは苦手なので変えてもらえませんか?」とお願いし、ご飯に変えてもらい、退院まで続けてもらいました。
退院してからは、乳製品も控えるようになりました(※カゼインも腸漏れを起こしやすくする)。
グルテンフリー、カゼインフリーな生活は、現在も続いています。おかげさまで、大腸の調子はまぁ良好で、寛解を今続けられています。
グルテンフリー&カゼインフリーといっても、完璧には実行していません。パンや麺類食べなくたって、いろんな食材に含まれてもいるし。
蕎麦も十割蕎麦でなく二八蕎麦も食べたりするし、クッキーなど洋菓子のお土産もいただいてます。だけど、腰の強いラーメンや饂飩を食べるとお腹が張って苦しくなるので、気をつけています。

プラ容器でレンチン・・・

 「ロハス・メディカル」の秋号、 ご覧になりましたか?

Lohasu Medical

アイン薬局においてあったのでもらってきました)
特別記事の「プラ容器でレンチンやめた方がいいかも」 が気になったんです。
アメリカの大学で調べたところ、プラスチック容器をチンすると、容器の表面から物凄い量のマイクロプラスチックやナノプラスチックが放出されているのがわかったそうです。(なんと、加熱3分でマイクロプラスチックが最大422万個/cm2、ナノプラスチックが最大21億1千万個も放出!)
レンジの扉を開けて、食卓まで運んで容器のふたを外して・・・どれくらいの量が体内に入ってくるんだろうか。そして、健康にどのような影響があるのだろうか。
まだはっきりしたことはわかっていないようですが、腸に到達した時に腸内細菌叢(腸内フローラ)に大きな影響を与えることは間違いないようで・・・。
プラ容器のレンチンは安易にしない方が良さそうです。


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