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トラウマ、思い・感情、は遺伝する

マトリックス・リインプリンティング(以下MR)等で、セルフワークをしていると、両親や祖父母の強い感情・思い、トラウマに大きく影響を受けていることに気付きます。

ピーター・A・ラヴィーン著の『トラウマと記憶 脳・身体に刻まれた過去からの回復』には、世代間トラウマ、特にホロコースト生還者の子供たちの神経生物学的な影響についての研究者の一人であるレイチェル・イェフダさんの研究が紹介されています。

 彼らは、実際には悲惨な事態を体験していないにもかかわらず、身の毛のよだつようなイメージ、感覚および感情を明確に持っており、それについて頻繁に語った。これらの特異的な出来事の多くは、彼らの親に起こったことで、彼ら子供たちが体験するはずがないことは明らかだった。しかし子供たちは、親たちのトラウマの記憶を、まるで自分自身のことのように、鮮烈に体験しているのである。さらに、ほとんどの親や祖父母たちは、こうちたことがあったということは、子供たちには話していないのである。
 (トラウマと記憶: 脳・身体に刻まれた過去からの回復 P226)

つづいて、こちらもご紹介。

ネイティブ・アメリカンのいくつかの種族は、「父親の苦しみは四世代にわたり、子からその子へと持ち越される」と伝えている。また聖書の出エジプト記三四章七節には、「父祖の罪を、子、孫に三代、四代までも」と書かれている。”ネイティブ・アメリカンのいくつかの種族は、「父親の苦しみは四世代にわたり、子からその子へと持ち越される」と伝えている。また聖書の出エジプト記三四章七節には、「父祖の罪を、子、孫に三代、四代までも」と書かれている。
(トラウマと記憶: 脳・身体に刻まれた過去からの回復 P226)

潜在意識に深く入っていくと、エネルギーのレベルでは、先祖だけでなく、集合意識、過去世のエネルギーからも影響を受けていることに気付きます。

エックハルト・トールさんは『ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる』の中で、人類の苦痛の分け前をたくさんもって生まれてくる赤ちゃんもいると言っています。

シータヒーリング®創始者のヴァイアナさんは、家族の中で一人、遺伝的な思考パターンをたくさん引き受ける人がいるとセミナーで話していました。

私は、セルフワークをしていると、かなりの確率で母親から祖母の思いに行きつくんですよね。たぶん、私は先祖の思考パターンを引き受ける役目の人なのではないかな~と思っています。

私は子どもの頃から、母親や祖母のネガティブなエネルギーに同化しすぎて、自分を感じる余裕がぜんぜんありませんでした。でも、何もできない子供の私にとっては、ただひたすら、そのネガティブなエネルギーを感じて、同化して、分かろうとすることが、私なりの思いやり、優しさでもありました。

ワークをしていると、どんなことにもベースには愛があるんだなということを感じます。一見、愛には見えないことも愛だったりします。愛の表現は人それぞれなんですね、、、。

『自分を深く見つめる』という技術は、学んでおくと本当に助かります。

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