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科学的に頭の中の独り言をコントロールする方法

chatterという本を読みました。この本は最先端の心理学・神経科学の科学的に裏付けされた知識に基づく思考法が書かれています。この本では、私たちが直面するネガティブな思考をどのように扱うべきか、そしてそれらを自己改善のためのツールとしてどのように活用できるかについて、科学的な根拠に基づいたアプローチが紹介されています。
ストレス軽減法の代表として瞑想があげられますが、瞑想の実践は難しいという方は少なからずいると思うので、そんな方でも今回で取り上げるテクニックは実践しやすい内容になっています。

筆者は、前提としてネガティブな思考が必ずしも悪いわけではないと指摘します。それらは自己を改善するために必要な反省の一形態であり得ます。しかし、同じ問題を何度も何度も反芻するような過度なネガティブな思考は、心理的な健康にとって有害です。そこで、日常生活で容易に取り入れられる、以下に紹介するテクニックが役立ちます。

☆とにかく自然に触れる←オススメ

これが一番手軽です。不快な出来事や気分の落ち込みを感じた時は、自然との接触を試みましょう。手軽にできる方法として、近くの公園や森を散歩しましょう。もし公園へ行くのが難しい場合は、自然音を聞くだけでも効果はあります。私自身、作業中に自然の音を聴くことで集中力を高めています。

三人称(自分の名前)での独り言

実践方法: 自分自身のことを名前で呼びかける形で独り言を言うことで、自己を客観的に見つめることができます。この方法は、反芻思考を抑制するのに効果的です

問題から距離を置く

具体的なアプローチ:

  • 日記を書く: 15~30分間、自身の問題について日記を書くことで、物理的な距離を置くことができます。この際、三人称で日記を書くことでさらに客観性が増します。

  • 未来からの視点: 発生している問題を10年後の未来から見たときにどう映るかを考えることで、精神的な距離を生み出すことができます。

  • 問題の一般化: 自分だけが抱えている問題ではないかもしれないと考えることで、社会的な距離感を持つことができます。

これらのテクニックは、反芻思考を抑制するだけでなく、日常生活でのストレス管理にも役立ちます。心理学と神経科学の知見を活用して、より健康的な思考パターンを育むことが可能です。

この記事を読んで、反芻思考を抑えるテクニックをもっと知りたいと思った方は、「chatter」を読むことをお勧めします。



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