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物件と購入理由


以下が、空き家バンクに掲載されていた物件情報。

・所在地 長野県南佐久郡佐久穂町大日向
・賃貸・売買区分 売買
・価格 260万円
・間取り 木造2階建て 8K
・延床面積 233.05㎡
・築年 木造2階建 築年数不明
・設備状況 電気/プロパンガス/上水道/浄化槽/トイレ(水洗)/駐車場1台/庭/テレビアンテナ設置要
・補修の要否 補修必要
・スーパー 6.2km
・保育園 5.5km
・小・中学校 5.9km
・茂来学園大日向小学校 1.2km

既に何組かが契約を諦めていったという大きな古民家は、細かく区切られた8つの部屋、台所、板の間、浴室、物置に至るまで残置物でいっぱいの状態だった。家財の量と漂う生活感に圧倒され、内見者は良いイメージが持てなかったのかもしれない。でも僕は、以下の理由で購入をその場で即決した。

・価格
・十分な建物のサイズ
・庭がある=土地が広い
・学校から近い
・構造がシンプル
・外装/構造の痛みが少ない
・嫌な湿気/雰囲気を感じない

十分に大きさの土地と建物が相場よりも安く、しかも移住目的の小学校から歩けるくらい近い。建物の状態も良く、シンプルなラーメン構造の木造建築なのでプランを自由に組み換えることができそうだ。言い換えると、リフォームではどうにもならない部分は理想的に近い条件だった。さらに、2階建ての立派な倉庫が住居に併設していて、庭とともに、リフォーム後の更なる可能性をイメージできたのも決定の大きな要因だった。

フルリフォームを念頭に考えていたので、そもそも内装及び残置物の状態は関係がなかった。不動産の購入費用が抑えられればそれだけリフォームに予算を割くことができるので、内装がボロくて安い物件の方がリフォームには向いている。改修工事が施されている物件のリフォーム代金は売買価格に含まれていると考える方が普通で、購入後好きなように手を加えられることが売買物件の大きな良さの一つだと考えた時、販売前に付け焼刃的な最低限の工事がなされていることには矛盾を感じてしまう。

ここの残置物は古くて良さそうなものが見受けられたので、片付けと処理をこちらですることにし代わりに金額を下げてもらう交渉をしたところ、最終的に販売価格は220万円まで下がることになった。

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