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ストーリー力#1 日常を特別なひとときへ:食堂の物語

地域から愛される食堂

その食堂は地域から愛されてました
いつでもお店は満席で
コロナ禍に需要があったテイクアウトも
今は落ち着いたと言われているのに
未だ売上が落ちることがなく
地域の人に求められている食堂でした。

おかあさんの思い

料亭か、安い食堂しかなかった時代に、
料亭と安い食堂の間の、
ちょっと贅沢な食堂が必要なんじゃないかと思い立ち
冷凍の食材じゃなく、ちゃんと体にも美味しいが伝わる
生の食材を使って、見た目にも美味しく美しい一膳を提供していました。
「この一膳で心と体をいたわりたい」
その食堂のおかあさんの美学をお客様が感じ取って
お客様は絶えない食堂になっていました

おかあさんの苦悩

しかしその美学が従業員さんになかなか伝わらず
従業員さんがわからすると
「なぜそんなに必要に盛り付けにこだわるのか」
ちょっとしたクレームがあっても
「またクレームか」と
機械的にに対応したり

それをおかあさんが注意してもまた怒ってきたという風にしか感じ取ってもらっていないようでとても苦労されていました。

ストーリーの力

そこで、お母さんからヒアリングをして、
その一膳に込められたストーリーをプレゼントしたところ

「こんなふうに言語化してもらったのは初めて!
今までやってきたことが、報われた気がした!
このストーリーを伝えれば、従業員さんにつたわるね!」

と喜んでいただきました。

ストーリーの力を感じた瞬間でした。

スタンフォード大学では、ストーリーを交えて語ることによって通常の22倍も記憶に残りやすくなるという研究結果が出ているそうです。

実際にお渡ししたストーリーと、ストーリーを書いたときのポイントを掲載します。

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